2021年第53回社会保険労務士試験の合格者が発表されました。
合格された皆様本当におめでとうございます。
今年の社労士試験の総評をお伝えいたします。
2021年第53回社会保険労務士試験の総評
合格者数と合格率
受験申込者数:50,433人
受験者数:37,306人
合格者数:2,937人
合格率:7.9%
今年の社労士試験の合格率は7.9%となりました。
合格率は2015年の2%台から安定して6%台を推移してましたが、久しぶりに合格率が7%台まで増えました。
合格率に関しては多少ですが緩和された感じがします。
受験者数は昨年よりも若干ですが増えたようです。
2021年の7月は1年遅れの東京オリンピックが開催されましたが、コロナウィルスの感染者数は右肩上がりで増えている最中でしたので、受験者の方々は多少の不安はあったと思われます。
それでも合格までたどり着いた方々の努力に敬服いたします。
受験者数もピークの2010年から徐々に下がっていますので、今後数年は2千人台の合格者数となるのではないでしょうか。
合格率が上がってもやはり合格者数は3千人まで届きません。
来年以降もこの傾向は続くことが想定されます。
合格基準点と救済科目
【合格基準点】
選択式 24点(ただし労働に関する一般常識、国民年金は2点以上)
択一式 45点
選択式試験の合格点は25点。
科目補正いわゆる救済科目は、労働一般常識・国民年金の2科目となりました。
労一の救済は想定通りでしたが、正直国民年金は意外でした。
2021年社労士試験合格ライン予想【選択式の救済科目】TACのデータを見ると確かに労一の次に点数が低いんですが、実際に解いてみた感覚からすると救済まではないのかな?と考えていましたので、この点は想定がいでした。
今回は大手資格学校のデータ通りとなったようです。
今年の社労士試験
今年も引き続きコロナウイルスの影響で学習予定を立てるのが大変だったと思われます。
大人数での模擬試験は出来なかったでしょうし、オンライン講座を受講している方も多かったことでしょう。
そんな状況でモチベーションを保つのは本当に大変だと思いますが、この苦境を乗り越えて獲得した資格をぜひ有効活用していってください。
惜しくも悔しい思いをした方は、今この瞬間から気持ちを切り替え来年の試験に向かってください。
社労士試験は諦めなければ誰でも合格できる資格です!