2019年社労士試験の選択式試験を実際に解いてみました。
2019社労士試験選択式の解答速報!実際に全問解いてみた労働編 2019社労士試験選択式の解答速報!実際に解いてみた社会保険編現時点では、各資格学校の予想ラインも出揃っていませんので、実際に解いてみた感想と、どのくらい点を取っておきたいという目安、気になる科目補正(救済)の可能性をお伝えしていきます。
目次
2019社労士試験選択式
労働基準法と安全衛生法
労働基準法と安全衛生法(以下基安)ですが、そこそこ易しかったのではないでしょうか?
労働基準法は、例年通り最高裁判所判例からの出題でしたが、それほど捻りもなく、素直に考えれば正解にたどり着ける問題でした。
暗記が必要と言う訳でもなく、労働基準法を通常通り学んでいれば解けた問題です。
逆に労働安全衛生法は、暗記してれば簡単な問題でした。
Dは目的条文でEは安全衛生からの非常にオーソドックスな問題ですので、かなり正答率も高かったのでは?と現時点では想像できます。
【基安目標得点】
4点
労働者災害補償保険法
労災ですが、実際に解いてみた記事にも書きましたが近年マレに見るほど簡単な問題だったと感じます。
AからCは目的条文からの出題で、社労士の基礎を学ぶときの問題のような出題でした。
DとEは、数字の問題でしたがこれも普通に勉強していれば解ける問題です。
キッチリと対策してきた人は、得点源に出来たのが労災でしょう。
【労災目標得点】
5点
雇用保険法
雇用保険もしっかりと対策してきた人にとっては簡単な問題でしょう。
雇用保険でも基本になる基本的からの出題で、ここを把握してないと前に進めないという問題でした。
CからEは、育児休業給付金からの出題で数字に関する問題でしたが、特に捻りもなくこれも素直な問題です。
個人的にはかなり簡単に感じたのですが、雇用保険はキッチリと対策してきた人と理解できてない人で大きく差がつく科目です。
資格学校に通って対策しているような人は高得点になるでしょうが、適当に勉強している人は想像では解答できませんので高得点は難しいかもしれません。
とはいえ、全体的にはこちらも易しい問題でした。
【雇用目標得点】
5点
労務管理その他の労働に関する一般常識
労働一般常識は今年も鬼門になりそうです。
まずは技能検定からの出題。
これまでの社労士試験でもおそらく出題がなかった個所ですのでノーマークの受験生も多かったかもしれません。
さらに女性活躍推進法からのえるぼし認定など、知ってる人には簡単だけど、知らない人には解けない問題でした。
全く歯が立たないというレベルではありませんが、合格基準点の3点を取るのはなかなか厳しいと思える問題です。
【労一目標得点】
2~3点
社会保険一般常識
社会保険一般常識もやっぱり難しかったですね。
AとBは船員保険からの出題で、なんとか取れそうな問題です。
ただCは介護保険、Dは国民健康保険、Eは確定拠出年金と各々異なる法律からの出題となりましたが、なかなか簡単ではありません。
Cの問題は文脈から想像するしかなく、Eは覚えていないと正直厳しい。
全体的に見ると一番難しかったのは社一かもしれませんね。
【社一目標得点】
2~3点
健康保険
一転して健康保険はそれほど難しい問題ではありませんでした。
Aは任継、B、Cは傷病手当金からの出題ですが、これはキッチリ勉強している人は取れたはずです。
DとEは、実務をしている人には苦手な問題で、受験勉強をしっかりしている人には簡単な問題でだったかもしれません。
【健保目標得点】
3~4点
厚生年金
厚生年金もそれほど難易度は高くなかったように感じます。
Bの問題はちょっと難しかったかもしれませんが、AとCは取れる問題です。
DとEは、記憶があいまいだときついかもしれませんが、いずれにしろ3点は取れる問題でした。
【厚年目標得点】
3点
国民年金
国民年金は、積立金、指定納付代理、督促とあまり選択式では出題されない個所でしたが、それほど難易度は高くなかったように感じます。
Dはちょっと難しいかもしれませんが、それ以外はなんとか解答できたと思います。
【国年目標得点】
3点
総評
今年の選択式試験は、基安、労災、雇用保険が簡単。
社会保険系はまぁまぁ。
一般常識二科目が難しいという感覚です。
目標点は以下としました。
基安 4点
労災 4点
雇用 4点
労一 3点
社一 2点
健保 4点
厚年 3点
国年 3点
選択式目標得点
26点前後
気になる科目補正(救済)ですが、社一、労一が可能性あるかもしれません。
詳細は各資格学校の集計結果を待って改めて予想得点を公開します。