2019社労士試験選択式、労働法に続いて社会保険を実際に解いていこうと思います。
労働は一般常識が今年も難しかったようですが、社会保険はどうでしょうか?
2019社労士試験選択式
社会保険一般常識
AとBは、船員保険からの出題です。
社労士試験の受験生で無くなってしまうと、すっかり船員保険のような法律からは遠ざかってしまうため、細かい数字は厳しいんですが、この問題ならなんとかついていけそうです。
Aの穴は、被保険者であったものが~、〇〇に職務外の理由により死亡~、となっていますので、今は船員保険の被保険者ではないということ。
その視点で選択肢を見ていくと⑥、⑦、⑯くらいなんですが、ここは素直に⑯その資格を喪失した日から3か月を選べそうです。
Bは、船員保険独自の葬祭料の金額ですが、ここも覚えていれば簡単です。②の50,000円ですね。
Cは、介護保険からの出題で、地域包括支援センターの目的を問う問題ですが、この問題は国語の試験と考えた方がイイかもしれません。
選択肢的には⑰~⑳までが当てはまりそうですが、文脈からすると「その~」と続きそうなので⑰と⑱の二択。
地域包括支援と言っているので⑰に引かれそうですが、包括的という文章からすると⑱かなぁ。
Dは、国民健康保険からの出題ですが、都道府県がどんな役割を果たすか?という設問。
これは都道府県はまずは財政をちゃんとしてね!ですので、⑤安定的な財政運営を選べたと思います。
Eは、確定拠出年金からの出題。
障害給付の問題ですが、これは覚えていれば簡単ですが、知らないと厳しいでしょうね。
正解は⑪障害認定日から70歳に達する日の前日。
健康保険
Aは、任意継続被保険者からの出題。
標準報酬月額の問題ですが、コレは迷わず⑧9月30日における当該~を選べそうです。
BとCは傷病手当金からの出題です。
Bは、いわゆる待期期間の問題ですが、4/1~4/3の3日間連続して休んでいますので待期は完了してますので、傷病手当金は彩度休んだ4/5からなので⑥です。
Cは、支給期間ですがこれは報酬を受けなくなった日からなので⑰
DとEは、全国健康保険協会の剰余金の積み立ての話。
この問題は、どれだけ問題演習をやってるかどうか?に係ってくる問題。
この手の問題は実務をやっていても解ける問題ではありませんので、勉強量が生きてくる問題です。
Dが⑬当該事業年度及びその直前の2事業年度内、Eが⑨の12分の1。
健康保険は、さほど難しかったようですね。
厚生年金
Aは、保険料の督促に関する問題です。
まずは督促は10日という数字を覚えているかどうかの勝負。
覚えていれば⑫から⑰ですが、主語が厚生労働大臣なので受領するわけがありませんので正解は⑰
Bは、国税滞納処分による委任の問題ですが、これを覚えるのはちとキツイ。
正解は⑧の24か月分以上及び5千万円以上だそうです。
Cは厚生年金保険事業の財政の問題ですが、均衡を保つことができない場合にはどうするか?
そんなんどうせ保険給付の額で調整するんでしょ。⑲しかありませんよね。
DとEは、保険給付の端数に関する問題です。
ご高齢の方からすれば端数もしっかりと計算してほしいはずですので、ここはしっかり覚えておきましょう。
Dは毎年3月から翌年2月なので②、Eは、当該2月の支払い期月なので⑮です。
国民年金
AとBは積立金の運用からの出題です。
Aは、積立金は保険料の一部であり、かつ〇〇だ!と言っているので、大事な財源だ!と言いたいんだろうなと想像できると思います。
その視点で選択肢を見ていくと⑧将来の給付の貴重な財源。
Bは、選択肢的には①か②あたり。将来にわたってとなっているので、安定というキーワードが浮かびそうなので正解は①国民年金事業の運営の安定
Cは、指定納付代理の問題。
代理者に納付させるのなら確実に納付することかつ、〇〇と言っているので、よほど好条件じゃなきゃ認めないよと言っています。
となれば⑳保険料の徴収上有利が選べるはずです。
DとEは督促からの出題です。
Dは同じような選択肢がゴロゴロとありますので、覚えてないと厳しいかもしれません。正解は⑰
Eは、⑯納期限の翌日から3か月。
最近は延滞金も厳しくなっていますので、国民年金はキッチリと納付しましょう。