2019年社会保険労務士試験の合格を目指している方へ。
今から社労士試験の勉強を始めても間に合う?
3月からの勉強でもなんとかなる?
全くの初心者で労働基準法くらいしか知らないんだけど大丈夫?
レベルにもよりますが、全くの初心者であれば3月から勉強を始めたところで合格圏内に入り込むことは相当困難だと思ってください。
ここでは実体験を交えてお伝えします。
3月から社労士試験に合格できるのか?
3月から勉強を始めたらどうなった?
社労士試験に一度挑戦したことがありましたがその時は挫折。
その数年後、またもう一度社労士試験に挑戦してみたいなぁ・・・と思い、勉強を開始したのがちょうど今頃3月中頃でした。
一度社労士試験に挑戦していたとはいえ、その時は労働関連の勉強まではしてましたが、あまりの難しさに社会保険に入る前に挫折。
そこから数年経過してましたので、知識としてはほとんどゼロの状態でした。
知識ゼロで3月から勉強を始めて実際どうなったのか?
選択式:19点
択一式:26点
完全にボッコボコに叩きのめされる結果となりました。
択一式が20点台ということは、誰もが取れるような問題すら落としている。
つまり、理解が全く足りてないということです。
3月から勉強を始め、まずは原則通り労働基準法から。
労働基準法はその当時大きな改正こそありませんでしたが、数年間勉強から離れていたせいか細かいところを完全に忘れている。
そのため労働基準法の勉強が終わったのが4月半ば。
そこから安衛法、労災、雇用保険、徴収法と勉強を進めていき、健康保険にはったのは6月半ば。
大手資格学校の模擬試験が始まっているというのに、全科目の半分も学習が終わっていなかったのです。
模擬試験の結果がせめて勉強が終わっている労働法くらい点数が取れてれば報われましたが、その時点でもう最初に学習を始めていた労働基準法すら忘れている。
え~、これから年金という大きな壁が待っているのにこの時点で労働法もまともに覚えてないの?
てことで、3月から勉強を始めたはいいが、7月にはすでに諦めモードに突入していたことを強く覚えています。
数年計画
ハッキリ言って基礎知識のない初心者なのであれば、3月から勉強を開始して社労士試験に合格するのは無理だと思った方がイイです。
初心者の場合、まずは科目の内容を理解することから始め、そこから徐々に問題演習を積み重ね記憶を定着させていく作業が必要となってきます。
労働基準法と安衛法を理解するのに1か月、労災・雇用・徴収法を理解するのに1か月半、健康保険で1か月、国民年金で1か月、厚生年金で1か月、一般常識で1か月。
コレだけで約6か月近くは必要なんです。
そこから記憶を定着させる作業に入りますので、8月の社労士試験に合格するためには、12月もしくは1月くらいから準備していないと間に合わないんです。
ですので、3月から学習を始めるという方は、数か年計画で合格を目指すことを強く推奨します。
無理して今年の試験での合格を狙うのではなく、今年は様子見程度にしておき、来年の試験で合格を目指せばいいんです。
実際私も3月から勉強を始め、7月くらいの時点で勝負は来年と心に決めていました。
今年はどれくらい勉強すればどの程度点数が取れるのか?
その結果をもとに来年どのくらい勉強すればいいのか?
いつから準備をはじめ、どんな講座を受ければイイのか?
その目安のために1年を利用しよう。
そう考えると3月からの学習に大きな意味を見つけることが出来るはずです。
どうやって学べばイイのか?
当時使っていたのは大手通信講座が提供している社労士講座だったんですが、一人で理解するには限界がありました。
社労士試験は法律の試験ですので、難しい言い回しや法律独特の細かい表現を一人で理解するには無理があるんです。
ですので、法律系の難関資格を受験するのであれば、DVDなどで講師が解説してくれる講座を受講すべきです。
生講座よりもDVD講座の場合、自分の苦手な部分を何度もリピートしたり、過去に学んだパートを振り返って確認することができるので効率よく理解力をつけることが可能になります。
社労士講座を検討しているのなら、動画で学べるDVD講座が必須です。