いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人たちは声高にこんな発言を繰り返します。
脱社畜せよ!
独立しろ!
起業しろ!
労働から解放されろ!
時給脳から脱しろ!
サラリーマンはぬるま湯だ!
起業・独立という道は確かに素晴らしい。
ですが、長年サラリーマンを続けられるというのも才能です。
社畜なんて自虐せずにサラリーマンはもっと自分の仕事に誇りを持つべきです。
サラリーマンは才能だ
社長という人種
職業柄多くの社長さんと会ってきました。
普通のサラリーマンっぽい社長さんもいますし、THE社長というモノ凄いパワーのある社長さんもいます。
ですが、ほとんどの社長さんに言えるのが、この人サラリーマンとして生きていくのは大変だろうな。。。
ということです。
社長になって人が変わってしまったのか?元来社長タイプの人間だったのか?
とにもかくにもクセが強い。
自分のことだけずっと話している人とか、人の話なんて全然聞かない人とか、女優と付き合って月に行っちゃう人とかw
やっぱり社長というのはいろいろとスゴイ人たちなんだと感じます。
社長って幸せそうに見えますが、実は常に孤独と向き合う悲しい人たちなんです。
それだけクセがないと勤まらない職業なのかもしれません。
サラリーマンがいなくなったらどうなる?
サラリーマンの仕事って、二つの異なった意見を取りまとめ、双方が納得するような中間点に不時着させることです。
会議ではあまり強い意見をせず、社長の意見や現場の意見、顧客との調整を経ていい塩梅の結論を出すこと。
これはサラリーマンにしかできない特殊能力なんですね。
社長とかアクの強い個人事業主にはできない、サラリーマンならではのスキル。
これが無くなったら会社はどうなりますか?
自分の意見しか言わない奴らばかりが会議に集まり、結局なんの結論も出ず主張ばかりがぶつかり合う。
クライアント選びもまとまらない、現場の意見は耳にしない。
これじゃ仕事なんて一つも前に進まないのです。
だからサラリーマンは世の中に絶対必要です。
だからこそ世の中の大人の9割以上はサラリーマンが占めているのです。
みんな脱サラを目指す必要はない
みんながみんな脱サラする必要はないんです。
脱社畜だ!といって起業した人だって、結局事業を伸ばすためには人を雇用する。
つまり社畜を使ってお金儲けをするわけですから、サラリーマンの存在というのは世の中にとって不可欠な存在なんです。
サラリーマンを何十年も続けることができるのは才能がなければできません。
脱社畜といっている人の多くは、サラリーマンの才能がないことに気付き新たな道を歩み始めるのです。
サラリーマンの才能があるのなら長く続ければいい。
サラリーマンという職業にもっと誇りを持つべきなのです。