社会保険労務士試験は、全くの初学者が1月から勉強を始めて2019年の試験で合格圏内に入ることは出来るのでしょうか?
2019年こそ社労士試験に合格したい!
2019年何か大きな資格を取りたい!
何を取ればイイのかわからない、とりあえず社労士ってどうなの?
ここでは、全く社労士試験の勉強をしたことがない!という人をターゲットにして検証してみます。
目次
1月から勉強を始めて2019年社労士試験に合格する
初学者でも間に合うのか?
全く社労士の勉強をしたことがない!
学生時代法律の勉強をした経験がない。
会社の総務くらいの経験はあるが法律を学んだことがない。
という人は、まずは昨年の社労士試験の過去問題に挑戦してみて下さい。
試験問題は、こちらの社会保険労務士試験オフィシャルサイトからダウンロードできます。
択一式試験、労働基準法の1問目を解いてみましょう。
1問目は労働基準法の労働時間等に関する問題です。
いきなり誤っている設問の個数を解答するタイプの問題ですが、現時点で正解が選べますか?
正解はBなんですが、どの選択肢が誤っていて、誤っている理由を解説できますか?
おそらく初学者の人は、何が誤っているのか?何が正しいのか?チンプンカンプンな状態だと思います。
この状態から学習を始めて、8月の試験までには選択肢の誤りの理由まで理解できるようになっておかないと到底合格は出来ません。
ですので、今から2019年の社労士試験に間に合わせるためには、かなり学習のスピードを速めていかないと合格圏内に届くことは出来ないでしょう。
資格の学校や通信講座を提供している会社は、独自のコンテンツを販売しないと売り上げになりませんので、なんとかなります!十分間に合います!と宣伝広告を打ってきますが、ハッキリ言って全くの初学者が1月からスタートするのであれば相当な覚悟が必要です。
初学者が1月から始めて合格するためには
結論から言えば初学者でも1月から勉強を始めて社労士試験に合格することは可能です。
ですが、相当苦しい戦いになることは予め理解しておきましょう。
それほど難関試験となっている社労士試験と戦うためには、以下の事を3つを徹底してください。
独学は諦める
2018年の社労士試験は、合格率6.3%、合格者は約2400人です。
こんな難易度の高い試験だというのに、初学者で経験もない人が独学で立ち向かうなんて無謀もいいところ。
初めての登山だというのに、何の準備もなく一人で雪山登山に挑むようなモノです。
もちろん、社労士試験や行政書士試験、司法書士や中小企業診断士という試験は独学でも合格可能なレベルの試験です。
ですが、独学で合格できる人は、それなりの下地がある人。
相当な高学歴だったり、法学部などで法律を学んだ人に限られます。
もはや社労士試験に独学で受かろうなんて考えは捨て去るべきなんです。
スケジュールを管理する
どんな試験でも同じ事ですが、本試験の前に模擬試験が予備校などで開催されます。
その模擬試験を有効活用して、自分の現在地を測りながら試験まで航海していく必要があるのです。
自分はまだまだこの程度しか理解していない、となればちょっと速度を速めたり。
この科目の理解が圧倒的に足りてない、となれば勉強の比重を換えたり。
模擬試験は本試験に合格するための羅針盤なのです。
ですので、模擬試験が始まる6月までにはある程度全科目の学習を終えておく必要が出てきます。
そのためには、1月から6月までのスケジュールをカッチリと固めておきましょう。
労働基準法の学習だけで1月を使い切ってしまったら、あと5か月で9科目こなさなければいけません。
ボリュームの多い科目と、少ない科目の比重を測りながら学習スケジュールを作成し、しっかりと管理していってください。
7月以降はすべてを捨てる
社労士試験は、暗記がモノをいう試験です。
だからこそ、初学者でも1月からの学習でもなんとか合格圏内に潜り込むことが出来るのです。
そのためには、7月以降の直前期が勝負です。
この時期、すべてを捨てて社労士試験の勉強にかけられる人でないと合格は難しくなってしまいます。
夏はちょっと遊びたい。
勉強はほどほどで合格したい。
という思いは捨てなければ合格は出来ません。
夏場以降すべてを社労士試験の勉強にかける!
この気持ちを今から持っていないと、とても合格圏内にはたどり着けません。
まとめ
1月からでも2019年社労士試験に合格することは可能です。
そのためには、今この時点から行動を開始してください。
遅れれば遅れるほど合格の確率は下がる一方です。