【働き方改革】正月に営業するお店は今後確実に減っていく

一昔前は正月になるとどの店も閉まってしまうため、買い置きや作り置きが必要でした。

そのためにおせち料理というものがあり、正月中は同じものを食べる習慣が日本には根付いていました。

ですが、今では24時間365日コンビニは開いてるし、チェーン店のレストランも営業している。

無理しておせち料理なんて作らなくていいし、おんなじメニューを繰り返し食べるという苦痛は無くなってきました。

便利な世の中になりましよね。

ですが、これから先、そんな便利なお正月もドンドン減っていき、以前のような正月に開いている店を探すのが大変な時代になるかもしれません。

働き方改革による正月営業の見直し

ラーメンチェーン店の正月営業停止

2億円事件!という衝撃なタイトルで大手ラーメンチェーン幸楽苑が正月営業の停止に踏み切りました。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/31/news011.html

1日の売り上げ2億円を捨ててまでも社員の生活を重視する方向に舵を切った幸楽苑。

これが何を意味するのか?

幸楽苑は、売り上げよりも人財の重要さをさらに強調したということです。

今、とにかく人材難の人手不足。

その中でも飲食店は、仕事がつらく、土日祝日もなく、きつい仕事のため応募者数が激減し、深刻な人材難となっています。

繁忙期に飲食店に行ってみればわかりますが、テーブルは開いているのに食器が片付いていなかったり、タブレットで注文入れてるのになかなか出てこなかったり。

明らかに店が回っていないんです。

いくらIT化されてもAI化されても、飲食店は人がいなければ店は成り立ちません

飲食店にとってまさに人は宝、人財なんです

その人財を確保し、他社への流出を防ぎたい、少しでも貴重な人財に長く働いてほしい。

という企業は今後ますます増えていくでしょうから、正月営業や深夜営業は確実に減少していくはずです。

おせちもいいけどカレーもね、ラーメンもね、焼き肉もね、ステーキもね。

と、なんでもかんでも選び放題だった時代は終焉を迎えつつあります。

平成も終わり新しい時代に入っていくというのに、一方で時代が逆行している業界もある。

そんな時代の変化に柔軟に対応できる企業が、未来永劫生き残れる会社になっていくのでしょう。