作家、評論家で実業家でもある東浩紀さん(@hazuma)の会社が厳しい状況になっているようですね。
本人にお会いしたことないので、東さんの素性までは存じ上げませんが、Twitterを見ている限り相当ツライ思いをされたのでしょう。
こちらに苦しいTweetの内容をいくつか紹介します。
経営者の人権を守るデモをしたいよ
— 東浩紀@一部禁酒中 (@hazuma) 2018年12月17日
ぼくはこの2ヶ月ほど、投げ出した社員の書類整理や税理士との連絡や社内会議ばかり延々とやっていて、ほとんど本も読めないし原稿も書けなかった。それ自体はいいんだけど、うちはいつのまにか東浩紀がそんな雑用をやり続けていることをなにも不思議に思わない会社になってて、これはおかしいなあと。
— 東浩紀@一部禁酒中 (@hazuma) 2018年12月18日
まあ、社員教育に失敗したんでしょうな。ぼくのことを友達だかお父さんだかなんだかと勘違いしてる。でもしょせんは他人だからなあ。
— 東浩紀@一部禁酒中 (@hazuma) 2018年12月18日
なんで会社の社長はこんなに苦しい思いをしなければいけないのか?
会社の社長の孤独
裏切り行為にあう
多くの社長さんは裏切りという経験をされているのではないでしょうか?
- 信頼してた部下が同業他社に転職していく
- 信頼してた仲間がお客さんを奪って独立してしまう
- 経理が横領していた
- 同業者に得意先を奪われた
裏切りなんて一般の人は日常生活でそれほど体験しないものです。
大好きな彼氏を親友に奪われた!
なんて話を耳にすることはありますが、お金を奪われたとか仕事を奪われたとか、そんな大胆な裏切りを味わう人なんて社長くらいなんです。
だから社長はどんどん疑心暗鬼になり、人を信じることが出来ず、殻に閉じこもるようになり孤独になっていくんです。
裏切りなんて一生経験しなくてすむのならしない方がいい。
でも会社の社長は、ほとんどの人が経験するんです。
同じ目線になってくれない
社員はいつまでたっても会社員。
課長になっても、部長になっても、取締役にしてやっても、いつまでたっても会社員の意識のままなんです。
自分が責任を取らなくていい。
全責任は社長が取る。
そんな意識のままだから仕事だって社長の思っているレベルに到達しないんですね。
社長ならお客様が喜ぶためにどうするか?
これからもお付き合いしていただくためにどうするか?
先の先まで考えて細かい仕事をするのに、社員たちはそこまで考えられない。
意識の差から仕事の雑さが目につき、結局社長が尻ぬぐいするしかないんです。
だからずっと社長って忙しい。
いつまでも社長は楽にならないんです。
自分の権利ばかり主張する
社員ってとにかく権利ばかり主張します。
休みを取らせろ!
とか、ボーナス出せ!
とか、家族手当出せ!
とか、住宅手当出せ!
とか、退職金制度作れ!
とか・・・
そんなん社長だってわかっている。
でも、仕事がパンパンで今や休まれたら困るって時くらいは休まないでくれよ。
ボーナス出したいけど赤字なんだから我慢してくれよ。
家族手当とか出してあげたいけど、みんな妻子持ちじゃないんだから我慢してくれよ。
住宅手当は若い子のためのものだからある程度の年齢になったら無しにしてくれよ。
退職金制度も加入したいけどそれだけ利益が出てないんだよ。
こんな社長の思いをぶった切って主張ばかりされてしまえば、社長は社員のことを守ろうという気持ちも失せてしまう。
会社があって仕事がある。
利益が出るから給料が出る。
主張ばかりを繰り返すのは社員として正しい姿ではないんです。
社長は贅沢してると思われている
たまには社長だって息抜きで飲みに行ってもいいじゃないか。
たまにはゴルフだって行ってもいいじゃないか。
ちょっとイイ車に乗ってもイイじゃないか。
もちろん、会社の経費を圧迫しない程度ならイイじゃないですか。
社長のストレスって半端ないんです。
社長>>>>>>>>>>>取締役>>>>>部長>>課長>主任>平社員
これくらいストレスの差があると思ってください。
だから多少の抜きはないと社長業は続きません。
でも社員は社長だからいい暮らししてるよね!
と後ろ指ばかりさしてくる。
もう社長なんて辞めたくなりますよね。
まとめ
社長さんのストレスは半端ない。
社長の孤独は半端ないんです。
もし一人孤独に悩んでいるのであれば、弁護士や税理士、私たち社労士のような士業に相談してみることを考えてみてください。
すべての苦悩を受け取ることはできませんが、心の癒しくらいは与えられるかもしれません。