人材難が深刻な昨今、退職者を極力減らしたい。
どの企業も考えることなんですが、なかなかうまくいかないのが現状なんじゃないでしょうか?
社員にはいろんなタイプがいると思いますが、どんな社員が辞めやすいのか?
ある程度の指標があれば、社員育成の力の入れどころも変わってくるでしょう。
ここでは、辞めやすい社員の特徴を5段階に分けて解説してみます。
どんな社員が辞めやすいのか?
辞めやすい社員の評価
どんな社員が会社を辞めやすいのか?
こちらの記事では社員をS/A/B+/B/B-/C/Dと7つの評価に分けて退職しやすい社員の属性を解説しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181212-00010000-nkbizgate-bus_all
この記事の中では、CとかD評価を与えられる社員はほとんど辞めず、SとかA評価の社員に関しては退職者ゼロ。
一番辞めやすいのはB-などの中途半端なイマイチな社員と分析しています。
この分析はかなり的を得ています。
会社に不満があったり文句ばかり言ってるのは、与えられた仕事はするけどもう少しハジけないイマイチな社員。
業績も素晴らしく人柄も素晴らしい社員は、それなりの評価を受けるから会社を辞めることは無い。
逆に全然ダメなCとかD評価の社員は、他に行くところがないから辞める気すら起きない。
だから一番退職しやすいのはイマイチな社員。
ですが、そんなこともありません。
高評価のSクラスの社員も実際にはバンバン辞めてしまうのが現実なんです。
SとかA評価の社員はどこに行ったってやっていける。
だからこそ、会社がそれなりの対価と評価、そして会社自体の成長が見込めないとホイホイと辞めてしまう属性でもあるのです。
どうすれば退職者の増加を防げるか?
退職者を防止する特効薬はありません。
ですが、上述したデータからも対策を取ることは可能なのです。
退職者を防ぐために大事なコトは、社員を正しく分析してその社員の属性に応じた対応を取ってあげることです。
評価SとかAの人は、仕事も出来て部下想いの優れた社員です。
この人たちは会社の宝。
だからこそエコひいきしていいんです。
評価も収入面も極力考慮すべきでしょう。
ですが、その反面成績を出せなかった時のペナルティもしっかりと科す。
それくらいの緊張感を与えた方が彼らは最大限のパフォーマンスを発揮するはずです。
評価CとかDの人たちは、諦めずの育てるべきです。
彼らにしかできな仕事もあるはずです。
その分給料は我慢してね、我慢できないのなら他に行くしかないよ。
でも、ちゃんと居場所は与えるから。
そんなマネジメントが必要になってきます。
問題は、Bランクの社員です。
Bランクの人たちは、仕事はそこそこやってくれるけど、突き抜けることが出来ない中途半端な人たち。
そして会社の中でBランクの人たちが大半を占めているというのも現実です。
ですので、このBランクの人たちをいかに気持ちよく仕事をさせるか?これが退職者の防止に大きな効果を発揮します。
ある程度の経験を積んだら管理職にあげるけど、それほどの重責は負わせない。
実績を上げたら収入は上げるけどSとかAまでは引き上げない。
ちょっとミスをしたりしてもCとかDまでは引き下げない。
一番心地よいぬるま湯を与えてあげること。
人材の適性に応じたマネジメントを心掛けることで、貴重な人材の流出を防ぐことが出来るのです。