2018年第50回社労士試験の合格者が発表されましたが、今回涙を惜しくも飲んでしまった方。
あきらめずに来年もう一度チャレンジしようと思っている方。
現状を分析せず、今年と同じやり方で臨んでも、また高い壁に打ち返されて終わってしまいます。
失敗したやり方を続けても成功には結び付きません。
来年こそは合格をつかみ取るためにどうすればいいのか?
目次
社労士試験再挑戦で合格する
合格するのに大事なのは現状分析
来年の社労士試験に挑戦するのであれば、今すぐ勉強を始めないでください。
まずは、今年の試験を分析することから始めましょう。
自分の得点結果を以下のグループに当てはめてみてください。
S:択一式は50点を超えていたが選択の足切りで落ちた
A:択一式は合格点に達していたが選択の足切りで落ちた
B:択一式が40点以上だったが合格点に達しなかった
C:択一式が30点台だった
D:択一式が30点未満だった
択一で50点以上
まずSのグループに達している人は、ちょっと運がなかったと思っていい人たちです。
おそらく労働一般常識か?その他の選択式の科目で基準点に達しなかったため合格へ届かなかった人。
Sのグループの方は、かなりの知識を蓄えた実力者です。
ですので勉強方法に関しては、おおむね今年と同じ勉強をしていけば来年また戦える範囲に食い込めるはずです。
とはいえ、選択式で合格点をとれなかったことは事実ですので、事実だけはしっかりと受け止め対策を考えてみてください。
選択式は、これといった対策はありません。
一度恐怖感を覚えてしまうとドンドン怖くなってしまいます。
そのためにも一度基本に立ち戻り、模擬試験などで何度も繰り返し選択式試験に慣れていくといいでしょう。
じっくり読んで時間をかける。
選択肢をグルーピングして、前後の文章から的確な選択肢を選んでいく。
選択式試験は慣れていくしかありません。
択一式で合格点
Aグループの方も運がなかった。
ですが、合格点ギリギリだった方は、ちょっと気を抜くとかなり下まで落ちてしまう可能性もある人です。
もちろん地力はしっかりとついてますので、来年も同じペースで学習していけば合格圏内に入ることはできるはずです。
できれば、択一式で50点に届くくらいの実力をつけて、選択式の勉強に時間が避けるようになるとさらに合格確率は高まるはずです。
択一式で40点以上
Bグループの方は、ある程度の地力はついています。
資格学校で言えば上級者コースに進める方々です。
なんですが、まだ合格点に届くほどの実力はない。
ですので、Bグループの方はもう一度勉強を立て直すくらいの気持ちを持ってもいいかもしれません。
45点に届かないということは、誰もが取れる問題は確実に解答できるけど、ちょっとひねりが入った問題への対応ができていない可能性が高い。
だからこそ、もう一度基礎からじっくりと作り上げ、ちょっとした難問にも対応できるようにしておく必要があります。
Bグループの方は、資格学校の上級コースなどに入ることをお勧めします。
択一式で30点台
Cグループの方は、はっきり言って実力が足りてません。
今のまま勉強を再開しても点数はあまり上がらないかもしれません。
なぜか?というと基礎を理解できていないからです。
社労士試験は、誰でも解けるような正解率の高い問題だけを解ければ30点台後半には届きます。
それすら取れていないということなので、もう一度じっくりやり直してみてほしいのです。
今年の勉強方法は一度まるっと見直しましょう。
Cグループの方は、基礎から学べるコースを選び1から始めてみてください。
択一式で30点未満の方
Dグループの人は状況はわかっているでしょう。
ですがあきらめる必要はありません。
最初はみんなチンプンカンプンから始めるんですから。
Dグループの方はある意味シンプルです。
今年全く歯が立たなかったのですから、明らかに勉強時間も足りてないし勉強の仕方も間違っています。
でも安心してください。
Dグループの人でも年内にスタートを切ることが出来れば、十分来年の試験で戦うことが出来るのです。
なのでDグループの人はできれば早めにスタートしてほしい。
最悪でも年内から始まる講座を受講するよう調整してください。
まとめ
試験に合格するためには、まずは己を知り次に敵を知る必要があります。
現時点で己をしっかりと把握し、そこから敵の分析を始めましょう。
自分の立ち位置が分かれば戦い方次第では強い相手も倒せるようになるはずです。