中小企業の経営者は常に人材難に悩んでいます。
- 求人かけても人が来ない
- たまに来ても即戦力には程遠い
- 言われたことしかやらない
- 明らかに業界経験の少ない人しか応募してこない
- たまに来る経験者は条件が合わない
- 入ってもすぐに止めてしまう
これってどこかの事情と似ています。
そうなんです。
日本のプロ野球の助っ人外国人事情と同じような図式なんです。
中小企業の求人事情はプロ野球と同じ
助っ人外国人
先日テレビで日本プロ野球のお騒がせ助っ人外国人ランキングという企画がありました。
開幕からわずか19日間という史上最速の速さで解雇されたにも関らず、浅草で観光してから帰国するという暴挙に出た元巨人のダン・ミセリ。
年俸3億5千万円という超大型契約を結んでおきながら、1軍出場わずか7試合。
神のお告げという謎の言葉を残して勝手に引退してしまった元阪神のグリーンウェルとか。
他にも数多くのはずれ助っ人外国人が日本プロ野球の門を叩きました。
もちろん中には驚異的数字を叩きだす外国人もいます。
二度の三冠王に輝いた歴代最強助っ人ランディ・バースとか、日本プロ野球史上最多の年間60本のホームラン記録を打ち出したヤクルトのバレンティンとか。
でもそんな選手たちも何か足りない。
バレンティンにしても打つのはいいけど守備は全くダメだし、走るのも苦手。
ジャイアンツ史上最強の助っ人と言われているクロマティも緩慢な守備で痛い思いを何度もした。
このように三拍子すべて揃った外国人選手というのは、まず日本プロ野球にはやってくることはありません。
それは仕方のないことです。
三拍子そろった名選手はみんなメジャーリーグに行ってしまうからなんです。
つまり、会社で言えばメジャーリーグが大企業、日本プロ野球というのは中小企業ということ。
日本のプロ野球に来る外国人は、ちょっと何かが足りない帯に短したすきに長し的な選手たちの集まりなのです。
中小企業の人材確保は?
中小企業の人材確保は、何が必要なのか?
中小企業の人材確保で最も大事なコトは諦める事です。
大企業ですら人材確保に苦しんでいる昨今、中小企業に流れてくる人材がすべてをパーフェクトに兼ね備えているなんてことはあり得ないんです。
スキルはあるけどコミュニケーションが・・・
若くてやる気はあるけど経験が・・・
いい年こいてるのに管理能力が・・・
仕事も出来るし経験もあるけど勤怠が・・・
能力はあるけどお金の計算が・・・
こんな人ばかりで当たり前だと割り切ることが重要です。
バレンティンやバースに打って走って守って、なんてすべてを望んでませんよね?
お前らの守備には期待してないから、その分メチャメチャ打ってくれ!
日本人にはあり得ないパワーを見せつけてくれ!
それを期待して助っ人外国人を獲得しています。
中小企業の人材確保も助っ人外国人と同じ事。
何かが欠けている人材が当たり前。
言われたことしかやらない人が入ってきても、言われたことをやってくれるだけありがたい!と意識を変えていくべきです。
これからの時代少子高齢化はさらに加速し、特に若い人材の確保は企業にとって深刻な課題になってきます。
仕事はあるけど人がいない!そんな世の中を勝ち抜くためには、人材を確保してなんとか戦力になるように根気強く育成していくことが命題になってきます。
あいつ使えないから他の奴と代えよう、と思ったところでスペアになる人材自体がいないんです。
ちょっと足りなくて当たり前、守備なんか下手でもいいじゃん!打ってくれればそれでいい!逆に打つ練習だけしてればいいよ!そこだけ評価するからさ。
何度も言いますが人材は諦めが必要!
これが今後の中小企業が生き抜くためのキーワードになってくるはずです。
↓↓こちらもよく読まれています。↓↓