2018年第50回社会保険労務士試験の最終合格予想ラインをお伝えします。
2018年社会保険労務士試験の合格予想ラインはどのくらいでしょうか?
2018年社労士試験合格予想ライン
合格基準の考え方
まず社労士試験の合格基準点の考え方をご紹介します。
これは平成28年に厚生労働省から正式に発表された見解です。
【総得点】
前年度の平均点との差に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。
【科目基準点】
- 科目基準点(選択式3点、択一式4点)以上の者が全受験者の50%未満の科目を引き下げる。
- 引き下げによる基準点を満たしてないものが30%以上いない場合は、引き下げは行わない。
選択式の予想ライン
こちらがTACのデータです。
こちらがユーキャンのデータ。
まず合格ラインですが、TACの講評を見ると全科目合計の平均点は27.9点となってましたので2年前の2016年とほぼ同じ程度のようです。
2016年とほぼ同じ点数分布ですので、合格ラインは23点前後が予想されます。
ユーキャンのデータと自分が解いてみた感覚からすると、若干難易度は低かったのでは?
ということを鑑み選択式は24点を予想ラインとします。
気になるのは合格点補正されるいわゆる救済科目がどれになるのか?
まずTAC、ユーキャンどちらを見ても国民年金が圧倒的に難易度が高くなっていますので国民年金は当確でしょう。
続いて低いのは労働一般常識。
一昔前はなかなか救済科目にならなかった労一ですが、今年は非常に点数を取りずらい問題でした。
ヤマカンで当たるようなタイプでもなく、暗記で解けるようなタイプでもありませんので、こちらも救済の可能性はかなり高いはずです。
次は社会保険一般常識なんですが、個人的にはそれほど難しくは感じませんでした。
ですが、勉強をしてこなかった人が勘で解ける問題ではありません。
となると平均点は下がり、1点以下の割合もかなり高くなっていると予想されます。
ですので、社一も救済の可能性は高いと予想します。
残るは厚生年金と労働基準法・安全衛生法。
まず厚生年金なんですが、この問題は簡単じゃない。
というより難しめの問題です。
勉強してない人が取れる問題じゃありません。
正直TACやユーキャンの点数を見て、みんなこんなに取れてるの?と驚くほどでした。
ですので、データから見ると苦しいかもしれませんが、救済されると予想します。
一方の基安ですが、労働基準法の問題の難易度はかなり低い。
一方安全衛生法が難易度が高い。
両方躓いてしまったという人もいるのかもしれませんが、労基の問題が国語の問題のようなタイプですので、1点以下の割合は低いのではないでしょうか?
なので基安は救済がないと予想します。
択一式の予想ライン
択一式は、TACの平均点が44.4。
簡単でもなく難しくもなく平均的なラインです。
科目としては一般常識が難易度が高くなっていましたが、救済がかかるほどの難易度ではないでしょう。
ですので合格ラインは45点、救済なしと考えます。
最終合格予想ライン
選択式 24点(ただし労働一般常識、社会保険一般常識、厚生年金、国民年金は2点以上)
択一式 45点
上記が現時点での予想となります。
まとめ
真夏の社労士試験が終わり、すでに10月になりましたが、まだ合格発表まで1か月以上もあります。
もう少し合格発表を早める事はできないのか?と思ってしまいますが、静かに待つしかありません。
合格ラインぎりぎりという方、余裕があるという方は、無理に勉強を開始せず合格発表までじっくり待ってもいいんじゃないでしょうか?
もう完全に合格ラインに足りない!という人は、すっぱり諦めて来年を目指しましょう。
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