中高一貫校の受験を控えている子供がこんなことを言ってきました。
「今週模擬試験なんだけど、いい点数取れなかったらどうしよう?不安だよぉ。」
模擬試験や本試験前になれば不安な気持ちになるのは分かります。
良い点が取れるか?ちゃんと勉強の成果は出るのか?
そんな不安な気持ちを打ち消すものは、圧倒的な勉強。
量こそが不安を取り除く最大の財産なのです。
不安を取り除くために必要なコト
本試験直前の不安を消してくれたのは?
試験勉強をしていると誰でも一度は大きな不安に飲み込まれそうになるものです。
社労士試験に挑戦すると決めたはいいが、本当に受かるのか?家族を犠牲にしてまで勉強してるのに合格できるのか?今のままの勉強法で本当にイイのか?
不安で不安でどうしようもない日がありました。
だが本試験当日、それまでの不安が嘘のように消えていた。
試験会場へ向かう道中も、周りがしっかりと目に入り、常に冷静でいることが出来た。
不安どころか試験が始まるワクワク感すら感じていた。
なぜそんなにも落ち着いていたのか?
それは本試験に至るまでとにかく誰よりも勉強したという自負があったからなのでしょう。
通常社労士試験に合格するには、800~1200時間程度の学習時間が必要と言われます。
ですが、私がその年トータルで社労士試験の勉強に費やした時間は1600時間以上。
一般的な学習時間よりもかなり多め。
そこまでしなくても合格は出来たのでしょうが、どうしても不安だった。
その不安を打ち消すためにはとにかく没頭するしかなかった。
不安の芽が出る前に叩き潰すためにも勉強するしか方法が思い浮かばなかったのです。
孤高の天才打者がしていたこと
三冠王を3度を獲得した孤高の天才打者落合博満。
現役時代の彼はとにかくビッグマウス。
シーズンが始まる前からタイトルを3つ取ると宣言し、その通りにすべてのタイトルを奪取してしまう。
年俸交渉でも一切の妥協をせず、日本人で初めて一億円プレーヤーになった。
ビッグマウスで天才と言われた落合氏、表向きは練習している姿を見せず、本当の天才なのかと周囲からは見られていた。
しかし、一流の選手ばかりが集うプロ野球という世界は、才能だけでトップに立てるほど甘くはない。
落合氏は、ホテルの部屋に帰ると一人黙々とバットを振り続けていた。
誰も見ていないところで誰よりも努力を重ねていたことは、今では周知の事実になっています。
おそらくビッグマウスだった落合氏だって不安だったはずです。
いつ打てなくなるのか?
タイトルを取れなかったらどれだけ叩かれるか?
野球で食えなくなったらどうするか?
不安をかき消すためにただひたすらバットを振り続けたのでしょう。
不安を取り除く手段は、とにかく量をこなす。
これが一番の特効薬なのです。
まとめ
これからの季節、中学、高校、大学の受験生は追い込みの時期に入ります。
結果が怖くなり不安になることもあるでしょう。
不安という芽が出始めたら、その芽を摘んでしまえばいい。
不安が出てこなくなるほど勉強に集中すればイイんです。