社労士試験に突破したら次は何を取ろうか?
とお考えの方、あれこれとイッパイ資格を取る必要はありません。
本気でやっていくつもりなら社労士一本で大丈夫ですよ!
社労士は難関資格ですし、独立開業もできる、企業の総務部門でも活躍できる、収入増、転職にも有効なとても優れた資格ですので。
でも、もっと資格を取っておきたい。
まだまだ勉強する余裕がある!という方は社労士に活かせる資格を取るのもいいでしょう。
ここでは社労士と親和性の高い資格をご紹介します。
とはいえ、社労士という難関資格を取ってお疲れなところ、難しい資格を紹介しても意味がないので、極力簡単に取れる資格を紹介します。
社労士と合わせて取りたい資格
簿記
顧問契約を中心として活動する社労士は多いでしょう。
顧問社労士の仕事としては、給与計算、各種手続き、労務相談がメインですが、社長さんは社労士の専門以外のことも相談してきます。
特に社長さんが気になるところはお金の部分。
資金繰りとか会計に関しては常に気にしています。
ですので、社労士とはいえ財務諸表を理解し、会社の経営状態は把握しておく必要があります。
そのためにも簿記の知識は必須と言えるのではないでしょうか?
もちろん税金のアドバイスなどは税理士じゃないのでできませんが、経営に関するアドバイスは社労士でも可能です。
簿記一級までも取る必要はありません。
最低限の知識を身に着けるためにも簿記3級とか2級くらいまでなら社労士も把握しておくべきです。
個人情報保護士
最近は個人情報に関してかなりうるさくなっていますので、個人情報保護法の知識も必須になっています。
会社の社員に関する部分を取り扱うのが社労士ですから、個人情報の取り扱いには慎重にならなければいけませんし、知っていなければいけません。
そのためにも個人情報保護士は合わせて取っておくと価値があるでしょう。
それほど難しい資格でもないようですので、知識試しに気軽に取っておくと役に立ちます。
情報セキュリティマネジメント
IPAが実施している情報セキュリティの試験です。
まだこの試験が開始されて日が浅いのですが、情報セキュリティの知識はこれから必ず役に立ちます。
今どきIT化の流れにはどの会社もあらがえることはできません。
顧問社労士がサイバーセキュリティ部分にまで知識が及んでいると、ITに疎い社長さんには大助かりです。
情報セキュリティマネジメント試験は、合格率は前回ちょっと下がりましたがそれでも50%程度。
二人に一人は受かりますので、気軽な気持ちで受けられます。
FP
社会保険の専門家が社労士。
民間保険の専門家はFPです。
でも社会保険と民間保険両方知らないと社労士としても困ります。
社長さんのために社会保険では賄えない民間保険を紹介するのも社労士の役目。
ですので、民間保険は苦手だという人はFPの資格を取っておきましょう。
3級レベルであれば1か月程度の勉強期間で取得可能ですし、2級まで取るにしてもそれほどの労力はかからないでしょう。
FPと社労士を取得して、社会保険・民間保険だけでなく投資に関するアドバイスまで出来るようになれば最強です。
中小企業診断士
最後に中小企業診断士。
これはちょっと今回の趣旨とは違って難しい資格なんですが、やっぱり社労士と最も親和性の高い資格は中小企業診断士です。
中小企業診断士の勉強をすれば、さらに経営的なアドバイスをすることが可能です。
社長さんの悩みに乗るのが社労士の仕事。
労務、社会保険部分だけでなく、経営に関する幅広い知識は持っておきたい。
そのためにもちょっと頑張って中小企業診断士を取得すると、担当できる幅も広がっていくはずです。
顧問だけでなく講演をするにも二つの資格が有効活用できますので、頑張れる人は取っておきたい資格です。
まとめ
社労士として活動していくためには、社労士試験で出る部分だけの知識では全然足りません。
そのためにも日々勉強は続けなければいけない。
その目標となるのが資格です。
社労士試験で疲れてないのであれば、ちょっと腕試しに受けてみるとイイでしょう。