資格の学校TACから社労士試験の講評が発表され、すべての資格学校から合格予想ラインが発表されました。
現時点ではどの資格学校も選択式で救済がありそうなのは、国年、労一、社一までは可能性あり。
厚生年金は微妙なラインとなっています。
2018年社会保険労務士試験選択式で厚生年金は救済科目になるのでしょうか?
2018年社労士試験合格予想ライン
合格ライン予想
TACの合格予想はこちらに掲載されています。
https://www.tac-school.co.jp/kouza_sharosi/sokuhou.html
TACのデータだとこの通り。
ちなみにユーキャンのデータだとこのようになります。
TACの合格予想ラインはこちらです。
【TACの予想】
選択式 23点(ただし国民年金は2点以上)
択一式 45点
ユーキャンの合格予想ラインはこちらです。
【ユーキャンの予想】
選択式 23点(ただし労働一般常識、社会保険一般常識、国民年金は2点以上)
択一式 46点
どちらも厚生年金は救済予想科目には含まれていません。
ですが、厚生年金が救済科目になる可能性はかなり高いのでは?と考えています。
なぜ厚生年金まで救済される可能性があるのか?
なぜ厚生年金救済の可能性は高いのか?
まずこちらをご覧ください
平成29年から平成12年までの選択式救済科目の数ですが、厚生年金が9回と最も多くなっています。
これは決して偶然ではありません。
社労士試験の中で最も受験生が苦手とする科目は、何と言っても厚生年金。
試験範囲も広く、制度としてもややこしい厚生年金は、社労士試験の中で最も難しい科目なのです。
だから必然的に平均点も下がり、救済科目になる可能性も高くなるのです。
TACやユーキャンの解答速報に申し込んだ人たちは、かなり合格に近い人が多いのが特徴です。
ですので、社労士の平均点よりも資格学校の速報の方がかなり得点は高く出ます。
TACの講評では厚生年金は3.4点とそこそこの高得点になっていますが、実際の平均点は確実に3点を下回るはずです。
そして平均点を引き下げる大きな要因は、問題の質です。
選択式試験は、国語のテストのような性質を持っています。
年によっては、基礎知識がなくても文脈から正解を導き出せる年もあるくらい。
以前、社労士の勉強を一切していない人に選択式試験を解いてもらったら、国語力だけでなんと20点近い点数を取ったこともありました。
そのため、平均点が上がるか上がらないかは、あまり勉強をしてない人でも国語力と想像力で得点出来てしまう問題かどうかがカギになります。
今年の厚生年金の問題は、A・D・Eの穴は社労士の勉強をしてない人で埋める事の出来ない問題となっています。
BとCは、文脈からなんとか解答できるかもしれませんが、それほど優しい問題でもありません。
まったく勉強をしてこなかったような人たちが苦戦するタイプの問題です。
ですので、厚生年金まで救済科目になる可能性は非常に高いとみています。
予想得点
選択式 24点(ただし労働一般常識、社会保険一般常識、厚生年金、国民年金は2点以上)
択一式 45点
上記が現時点での予想となります。