2018年社労士試験の択一式試験の難易度はどのくらいになるのか?
択一式試験を実際に解いてみた感想と各科目で取っておきたい点数を紹介します。
目次
2018社労士試験択一式
労働基準法
労働基準法は個数問題が1つ、組み合わせ問題が2つ。
1問目から個数問題でしかも選択肢が微妙。
いきなり出鼻をくじかれた感はありますが、全体的にはどれほど難しくはなかったです。
問2は組み合わせ問題ですが、明らかに誤っている!という選択肢があるのでそれほど難易度は高くありません。
問3のような細かい時間外手当の問題が出るなど結構実践に即した問題だったのでは?
出来れば労働基準法だけで5点は取っておきたい。
安全衛生法
毎年難しい安全衛生法ですが、今年も難しい。
特に問9はかなり厳しいですね。
ただ問8の派遣労働者の安全衛生と問10のストレスチェックは、意外と身近な問題なので取れた人も多いかもしれません。
欲を言えば2点、最悪1点は欲しいところです。
労災
労災は個数問題が1つ。
全体的に問題を見ていこうと思ったのですが1問目がかなり手ごわい。
ですのでその後の問題を見るのが嫌になってきましたw
とはいえ2問目以降は普通の問題でしたね。
特に問6の障害等級の併合の問題はサービス問題です。
出来れば5点取りたいところですが目標4点。
徴収(労災)
徴収法労災側は個数問題が1つ。
こちらも一般的な問題でした。
個数問題を落としてもその他の2問は取っておきたい。
雇用保険
雇用保険は個数問題が2つ、組み合わせ問題が1つ。
問題としてはこちらも普通ですかね。
ただ個数問題にされると一気に難易度は上がります。
問4も問7も組み合わせになると簡単に取れる問題ではありません。
出来れば4点取りたい科目です。
徴収(雇用)
組み合わせ問題が1つ。
聴衆は雇用側の方が簡単だったかも。
問8は雇用保険料率を覚えていればアッサリと正解取れます。
2点は欲しい科目です。
労働一般常識
労一は組み合わせ問題が1つ。
労一は選択式も択一式もやっぱり難しいですね。
問1は労働災害、問2は家計所得からの出題ですが、これは結構難しい。
問3以降は法律系でしかも問5は社労士法なんですが、意外とひねった問題ばかり。
労一は2点取れればよいかも。
社会保険一般常識
社一は組み合わせも個数問題もなし。
社一は労一と比べるとかなり楽でした。
問6から問9は出来れば取りたい問題。
問10は厚生労働白書からの出題ですが、これはなかなか厳しいかも。
労一でこけた人は社一で4点は取って取り返したい。
健康保険
健康保険は組み合わせ問題が3つ。
一時健康保険はかなり難しい時期がありましたが、ここ数年素直な問題が多くなっているように感じます。
健康保険は覚えることが多く、苦手にする人も多いのですが、逆にキッチリと覚えておけば得点源に出来る科目です。
問5のような14日とかその月の10日とか、覚えるのが面倒ですが覚えておけば取れる問題が多いのが健康保険ですので、頑張って暗記した人は報われる科目なのです。
今年の難易度であれば7点以上は取っておきたいですね。
厚生年金
厚生年金は、個数問題が1つ、組み合わせ問題が2つ。
何より今年の厚生年金は文章が長い。
問題文が長い。
問4なんて5つの選択肢だけで1ページに収まらない。
後半の疲れた頭には厳しい仕打ちですね。
しかも難易度も高い。
ただでさえ難易度が高い厚生年金で、問題文も長く難易度も高いとあっては攻略は相当困難。
厚生年金は6点取れれば御の字かも。
国民年金
国民年金は個数問題が1つ。
同じ年金科目ですが国民年金は素直な問題が多かったようです。
特に問7の国民年金の保険料の問題なんかはアッサリと正解が見つかる問題でした。
国民年金は出来れば7点くらい取っておきたいですね。
総評
択一式試験は、例年に比べて難しいという事はなく例年通りという感じでした。
ですが、これはあくまでも個人的な感覚で、実際点数が出て見ないとわかりません。
現時点ではこのくらい取っておきたいという目安は下記になります。
労基 5点
安衛 1点
労災 4点
雇用 4点
徴収 4点
労一 2点
社一 4点
健保 7点
厚年 6点
国年 7点
合計44点