2018年社労士試験の選択式試験の合格点はどのくらいになるのか?
現時点では、各資格学校の予想ラインも出揃っていませんので、実際に解いてみた感想と、どのくらい点を取っておきたいという目安をお伝えしていきます。
目次
2018社労士試験選択式
労働基準法と安全衛生法の難易度
Aは日々雇い入れられる者の解雇予告。
Bは生後1年に達しない子を育てる女性の休憩時間。
ちなみになんですが、これって女性だけなので要注意。
男性にはこんな休憩与えられません。
Cは最高裁判所判例からの出題ですが、退職金とはどんな意味合いのものなのか?という設問。
今年の労働基準法選択式は、かなり簡単だったのではないでしょうか?
出来れば3問キッチリとゲットしたいです。
安衛法は、Dが作業環境測定の問題。
これもそこそこ取れたんじゃないでしょうか?
Eは、検定試験を受けなければイケない機械の設問。
これはちょっと難しいでしょ。
基安目標得点
4点
労災の難易度
Aは特別加入の問題。
これは労働保険事務組合しかあり得ませんので絶対に取りたい問題。
Bもこの原則を覚えていればいけたはず。
これは金、保、不、小は50人以下。
卸、サービス100人以下。
それ以外は300人以下。
CとDは微妙です。
確実に取れるという問題ではありません。
逆にEの個人タクシーは取れたんじゃないでしょうか?
労災目標得点
3点
雇用保険の難易度
雇用保険はA~Cが被保険者期間の問題。
DとEが高年齢再就職給付金の問題。
どちらもひねりもなく引掛けもない。
ごくごくオーソドックスな問題でした。
今年の得点源は雇用保険です。
ここはパーフェクト取ってほしい科目でした。
雇用目標得点
5点
労一の難易度
今年もやっぱり労一はキーになりそうな科目ですね。
まずAは相当難しい。
ヤマカンで行けた人もいるでしょうが、これは取れなくて仕方ない。
逆にBは取っておきたい。
ある程度想像で解答出来ちゃう問題ですので、それほど真剣に勉強してこなかった人でも取れちゃう可能性があります。
これで平均点が押し上げられる可能性がありますから取っておいて欲しい。
Cの次世代育成支援対策推進法も取っておきたい設問です。
逆にDは微妙。
101人以上ってそれほど大企業じゃないからな・・・と思った人は落としてしまったかも。
Eもすんなりとは解答出来ませんよね。
労一目標得点
できれば3点。もしかしたら2点
社一の難易度
Aは介護保険の財政の均衡なんちゃらという問題。
ここはちょっと難しいですね。
ただBの児童手当の問題は簡単。
子供の年齢が一つの層に固まっていたので、3人目以降がいくらか?を覚えていれば大丈夫。
C以降は確定給付企業年金からの出題。
Cの脱退一時金はいけるでしょ。
Dも確定~の年金は60歳以降なので取れた人も多いのでは?
Eはちょっと難しいかもしれません。
社一目標得点
3点。もしかしたら2点
健康保険の難易度
健康保険のA~Cは第2条からの出題。
これは簡単という訳ではありませんが、前後の文脈からなんとか推測できる問題です。
A~Cのうち2問くらいはゲットしておきたい。
DとEは出産手当ですがこれはいけるはずです。
以後と後とかよく問われるところですので慣れてる人は取れたでしょう。
健保目標得点
4点
厚生年金の難易度
厚生年金はちょっと難しかったかも。
Aは納付額の払い過ぎの問題ですが、なかなか微妙な問題です。
BとCは積立金の運用の問題ですがBは取れたんじゃないでしょうか?
Cはちょっと引っかかったかもしれませんね。
DとEも細かい部分からの出題。
どちらか取れればラッキーかな?くらいの感覚です。
厚年目標得点
3点。もしかしたら2点
国民年金の難易度
国民年金もちょっと難しい。
なんてたって選択肢の文章が長すぎ。
Aはちょっと難しいですね。
Bはなんとか行けたかな。
Cも想像が働けばなんとか取れたかも。
DとEは繰り下げ支給ですが、Dは確実に取っておきたい問題。
Eも取れたと思いますが、どうだったでしょう。
国年目標得点
3点。もしかしたら2点
総評
今年の選択式試験は、労働基準法と雇用保険がメチャ簡単。
労災もまぁまぁ。
社会保険系はみんなすごく難しいってほどでもありませんが、ちょっと難易度は高めです。
ですので下記が目標点。
基安 4点
労災 3点
雇用 5点
労一 3~2点
社一 3~2点
健保 4点
厚年 3~2点
国年 3~2点
選択式目標得点
25点前後