エビングハウスの忘却曲線で分かる社労士試験を徹底攻略する記憶法

エビングハウスの忘却曲線とは、心理学者のヘルマン・エビングハウスが研究した人間の記憶に関するメカニズムです。

20分後には、節約率が58%であった。

1時間後には、節約率が44%であった。

約9時間後には、節約率は35%であった。

1日後には、節約率が34%であった。

2日後には、節約率が27%であった。

6日後には、節約率が25%であった。

1ヶ月後には、節約率が21%であった。

Wikipediaより引用

このエビングハウスの忘却曲線を知ることにより、社労士試験を効率的な学習で乗り切ることが出来るようになるのです。

エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線からみる記憶の仕組み

前述のグラフから見て取れるように、人は覚えたことを20分経つと42%は忘れてしまいます。

1時間経つと56%忘れてしまいます。

1か月経つと79%忘れてしまいます。

つまり、人は一度頭にインプットした記憶を、短いスパンで思い出す作業をしないとドンドンドンドン記憶から抜け落ちていってしまうのです。

今は模擬試験真っ最中でしょう。

つい最近まで厚生年金の学習をしていたとします。

厚生年金や国民年金の問題は割と得点できたけど、得意だったはずの労働基準法とか労災が撃沈。

細かい記憶が全部抜け落ちていたなんて経験はありませんか?

それもそのはず、労働基準法とか労災の勉強を集中してやっていたのはいつ頃ですか?

2月とか3月だったりしませんか?

1か月経つと79%も忘れてしまうのです

そりゃ3か月も前の記憶が定着している方がおかしいのです。

直前期に詰め込む

人間の記憶は定着させることが非常に難しい。

だからこそ直前期にどれだけ詰め込んで記憶させておくか?が一番大事になってくるのです。

試験終了後、1か月経ち2か月経ったらすっかり忘れていた!それでいいんです。

試験当日にピークの状態になっていればいい。

だからこそ直前期は、とにかく勉強時間を大量に確保しておかなければいけません。

人間は、忘れる生き物。

それならば、忘れる前に覚えなおす、何度も繰り返し覚えなおす。

この行為を繰り返すことによって記憶はキッチリと定着されるのです。

直前期どうすればいいのか?

直前期は、とにかく勉強時間を増やし、勉強量を重ねること。

繰り返し覚えるという行為を愚直にひたすら繰り返せばいいのです。

となると直前期の勉強法は何がいいのか?

単語カードに細かい記憶物を書き込んで、ただひたすら繰り返す!そんな勉強法でもいいかもしれません。

でも、そんな勉強を何時間も続けることはできません。

なのでひたすら問題を解くことをお勧めしています。

問題を一つ一つの選択肢、肢まで細かく解いていくんです。

例えば平成29年度社労士試験、労働基準法の択一式一問目の選択肢C

労働基準法第34条に定める休憩時間は、労働基準監督署長の許可を受けた場合に限り、一斉に与えなくてもよい。

この問題は正しいものを選ぶ問題ですので、このCの選択肢は誤りです。

ですが、ここでなんで誤りなのかを徹底的に理解するまで次の選択肢に行ってはいけません。

まず休憩時間は一斉に与えなければいけないのか?

一斉に与えなくても良いのはどんなケースなのか?

これを全部ノートでもメモ帳でもいいので書き上げていくのです。

それにより選択肢周辺の知識が固まり、定着し、研ぎ澄まされていくのです。

そしてこれをひたすら繰り返す。

過去問5~6年分、模試数回分、答練すべて。

この作業をひたすら5回転、6回転、10回転させる勢いで繰り返すのです。

それにより記憶が定着されていき、直前期にとてつもない記憶量を身に着けることが出来るのです。

何度も言いますが人は忘れる生き物。

だから忘れないように繰り返す。

この作業を直前期に大量にできるかどうか?これが社労士試験を攻略できるかどうかの分かれ道なのです

難しいことはないんです。

とにかくやったか?やらないか?

ただそれだけを試されるのが社労士試験なのです。

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