社労士試験は、ここ数年合格率が一桁の前半という難関資格となっています。
この試験に合格するためには、個人差はありますが800~1200時間程度の勉強時間が必要と言われています。
実際筆者も合格するために、年間1600時間という労力をつぎ込みました。
一体、どうすれば社会人で年間で1000時間も勉強に充てることができるのでしょうか?
目次
年間1000時間勉強するには?
合格するための勉強量でいい
まず年間1000時間勉強するためには?なんて見出しをつけながらも、いきなり誤解を解いておきます。
年間1000時間勉強することは目的ではありません。
あくまでも、社労士試験に合格するために必要な時間勉強すればいいのです。
人によっては600時間程度で受かってしまうかもしれませんし、筆者のように1600時間も勉強しないと受からない人もいる。
勉強時間は人それぞれ。
1000時間というのは、あくまでも目安として考えてください。
という前置きの上で話を進めていきます。
計画を立てる
年間1000時間勉強するためには、やはりある程度計画に基づいて動かないと達成できる数字ではありません。
資格試験を効率よく攻略するためには、何の計画もなくただダラダラと勉強していてはいけません。
事前にある程度の計画は立てておきましょう。
資格学校に通う場合は、まず学校のカリキュラムをベースにスケジュールを組んでいきます。
そして資格学校の授業日に合わせて、予習・復習の予定を書き込んでいく。
この時、特に重視してほしいのが復習です。
予習が間に合わなくなるようなら、あえてしなくてもいい。
復習時間だけは、絶対にスケジュールに組み込んでおかないと、しっかりとした土台を築くことはできません。
この計画を7月くらいまでみっちりとカレンダーに書き込みます。
なぜ7月くらいまでなのか?
たいていの資格学校の講義は、8月初旬には終わってしまうからです。
後は8月中盤は自主学習がメイン。
この期間は、夏季休暇をどこで取得するかを睨みながらスケジュールを組みます。
出来れば、資格試験が組み込まれる日曜日週に夏季休暇を取り、最後の追い込みをかけるのがベスト。
もしその期間に取得できない場合でも、試験直前の夏季休暇は時間を有効に使える期間です。
1秒でも無駄にしないよう、夏季休暇はすべて勉強に充てるくらいのストイックなスケジュールを組んでおきましょう。
勉強しない日を作らない
資格試験の勉強を邪魔する一番の原因は、自身の甘えです。
今日はいっか。
疲れたから明日勉強しようか。
1日くらい大丈夫だよね。
という甘えがズルズルと勉強しない日を作り、結局中途半端な勉強で本番に臨むことになります。
だからこそ、今年こそ合格するんだ!と強く心に誓ったら絶対に毎日勉強してください。
3月くらいまでは、最悪勉強できない日は単語カードによる暗記だけどか、過去問1問だけとかでも構いません。
とにかく1分でもいいから社労士試験に頭を切り替える。
この習慣を身に着けることが重要です。
そして毎日くじけずに勉強を続ける気持ち。
この気持ちを直前期まで持ち込めれば、気が付けば1000時間を超えています。
直前期の勉強を増やす
社労士試験は、直前期の追い込みが勝負を分ける試験。
そのため、3月くらいまでの勉強時間はそれほど多くなくても構いません。
もし5月までトータル500時間程度の勉強だとしたら、6~8月の3か月間で500時間勉強すればいい。
1月150時間強ということは、1日5時間ちょい。
直前期であればこのくらい全然可能です。
あまり6月くらいまでは力みすぎないスケジュールの方がいいでしょう。
勝負をかける直前期に割合を多くすれば、自然と勉強量は確保できるはずです。
集中できる時間を決め付けない
全体のスケジュールはある程度固めておいた方がいいでしょうが、1日のスケジュールはあまりカチッとハメないほうがいいです。
特に週末など多く勉強をできる日は、柔軟なスケジュールを組んで取り組むべき。
人間の集中力って、研ぎ澄まされた時は物凄い力を発揮しますが、そうでないときはホントだめ人間になってしまいます。
今日は朝から5時間勉強して午後は5時間やる!
なんて決め付けず、集中できるときにとにかく長時間勉強するといいです。
集中できている時は、5時間とか6時間ノンストップで勉強できるもの。
一方、集中できてないときは5分だって持ちません。
集中できる時間に上限を持たせないほうが、結果集中できる時間を増やすことができるはずです。
まとめ
年間1000時間勉強するには、それなりの強い決意が必要です。
自分の中の甘えを取る。
言い訳をしない。
絶対今年合格する!
最終的にはこんな強いモチベーションを維持しないと続けることはできません。
やっぱり最後は、強い思いが一番大事ということなのです。