世間的によく言われることがあります。
自分の子供が一番可愛い。
子供が生まれる前まではその感情がよくわかりませんでしたが、子供が出来てみると確かにその気持ちはよくわかる。
自分の子供が一番可愛い。
運動会や学芸会に行ってみればよくわかる。
みんなスマホやデジイチでターゲットに捉えるのは自分の子供だけ。
他の子なんてどうでもいい。
では、なぜそんな感情が芽生えるのでしょうか?
なぜ自分の子供が一番可愛いのか?
自分の子供が一番可愛い理由
正直自分の目は冷静だし正直だと思っている。
娘が保育園に通っていた頃、アメリカ人のお父さんとチャキチャキの日本人の奥様の子供がいた。
いわゆるハーフの女の子。
目鼻立ちはしっかりしていて、背も高く、他の子より一回りも二回りも大きな体格。
小学生なのにモデルみたいな女の子だった。
もうずば抜けている。
将来モデルになったりタレントになったりするのはこんな子なんだろうなと。
一方、我が家の娘は純正の日本人の子供。
残念ながら私の血を引いてしまったのか、団子のような鼻に浅黒い肌。
容姿という面で見れば前述のハーフの子から見れば雲泥の差の月とスッポン、光と影。
そりゃしゃーない。
美形じゃないのはしょーがない。
でもやっぱり自分の子供が一番可愛いんだよね。
あのハーフの子は確かに可愛いけど、自分の子供はその分愛らしい。
運動会などで笑顔で手を振ってきたりなんかしたらもうメロメロだ。
可愛くて、可愛くて仕方ない。
運動会で写真や動画でターゲットとして狙うのは自分の子供だけ。
他の子なんてファインダーの外に追いやってしまうほど。
なぜなんだ?
なぜ自分の子供にだけこんな感情が芽生えるのか?
それは、何もできなかった子供が自分(親)の力でいろんな事が出来るようになっていく過程を見ているから。
なのではないか?と常々思っている。
生まれたばかりの頃、それこそ何にも出来なかった。
娘の体重はジャスト3000グラム。
大きからず小さからずの子供。
でも3キロの子供って驚くほど軽い。
そしてちょっとでも抱き方を間違えると壊れてしまうんじゃないかというほど繊細で華奢なのだ。
泣き声も小さく蚊の鳴くような声とはまさにこのこと。
でもそんな小さな体でも一生懸命生きようとしている。
この世に生を受け、精一杯生きようとしている。
そのサポートをするのが親の役目だ。
生まれたばかりの頃は何もできない。
ミルクを自分で飲むことも排泄の処理を自分ですることも。
着替えも、飲食も、寝返りを打つことすらできない。
全くのゼロスタートだ。
それがミルクを自分で飲めるようになり、
泣き声だけでなくうめき声のような声をだせるようになり、
寝返りがうてるようになり、
食事を取れるようになり、
少しずつ立ち上がれるようになり、
歩けるようになり、
言葉が話せるようになり、
パパ、ママと呼べるようになり、
着替えが出来るようになり、
保育園に通えるようになり、
走れるようになり、
友達と遊べるようになり、
歌が歌えるようになり、
アニメを見れるようになり、
オムツが取れるようになり、
小学生になり、
ランドセルを背負えるようになり、
漢字が書けるようになり、
算数が出来るようになり、
一人で友達と遊べるようになり、、、、
そうやってゼロから一つずつ積み上げていった過程をずっと見ていた。
そりゃ愛おしい、可愛くて可愛くて仕方ないワケだ。
だってずぅーっと見ていたんだから。
何にも出来ないゼロの頃から。
連れ子って大変
だから連れ子って大変なんだと思う。
ゼロからその子供の成長を見てきたワケじゃない。
そして自分以外の父親、母親から生まれた子供だ。
自分の子供同然に可愛がるというのは大変難しいはずだ。
そんな簡単な事なんだけど、もしこれから再婚を考えているという人が偶然このブログを見ていたらもう一度よく考えてほしい。
子育てってメッチャ大変。
一人しか育ててないけどよくわかっているつもり。
子供が天使の時間なんて24時間あったら寝ている時間とご飯食べてる時。
あとは遊んでいる時くらいなのかな?
それ以外は悪魔のように見える瞬間もぶっちゃけある。
だけどそんな子育ての苦悩を乗り越える事が出来るのは自分の子供だからという面はとても大きい。
だから他の人の子供を育てるのって壮絶な決意が必要です。
もし再婚後に自分の子供が出来ても自分の子供と同じように接することが出来ないのなら再婚なんてしちゃダメなんです。
その自信がないのなら最初から再婚なんてしないで欲しいのです。
ツラいツラい事件がありました。
ダウンタウンの松本人志さんもこの事件について番組で扱いたくない。
それほど苦痛を感じる事件。
そんな事件は2度と起きてほしくない。
だからこそ再婚前にもう一度よく考えてみて下さい。
同じように可愛がれる自身がないのなら絶対に再婚なんてしてはイケません。
子供は何も出来ません。
自分で生きてくことなんて出来ません。
親を選ぶことなんて出来ません。
親に頼ることしか出来ません。
その親が子供を可愛がるという当然の行為を放棄してはイケません。
親にできることなんてそんなに多くはありません。
お腹いっぱい食べさせてやり、最低限の教育を受けさせる。
あとは目一杯の愛情をささげるだけ。
たったそれだけなのにね・・・。