労働人口の減少により、業界によっては深刻な人材不足に悩んでいます。
その労働力を補うためにも、今高齢者の再雇用が活発になってきています。
人生100歳時代に突入する日本にとって高年齢の労働力は、もはや欠かせないパーツになってきています。
そんな高齢者だからこそ出来る働き方もあるでしょう。
定年退職者の働き方
ブラック企業をあぶり出す
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180409-00000004-ykf-soci
こちらの記事に登場する会社が実在する会社なのかどうか?
ノンフィクションライターの方の記事ですので、おそらくちょっと盛っているとはいえ実在の会社なのでしょう。
社長さんは相当なやり手で会社の経営を軌道に乗せてはいるようですが、一方会社で働く社員に対する待遇はあまり褒められたものではない・・というかかなり劣悪なのかもしれません。
この記事では労働時間、残業代未払いというような典型的なブラック企業に関する情報は記載されていませんが、面接に行けば即採用という面だけでも相当ブラック要素が強いことが想像できます。
面接もそこそこに入社して、割り当てられる仕事はコールセンター業務。
しかもメインの業務がクレーム処理対応という、一般のコールセンターであればだれもが敬遠する業種です。
マニュアルも整備されていなく、いきなり怒っている顧客への対応。
これはなかなか若い人では勤まりません。
そこで、ある程度の高齢者が採用され、怒っている客を窘めながら誘導させていくようです。
こんな仕事こそ高齢者にしかできないスキルなのかもしれません。
さらにこの記事に登場する高齢者は、こんなブラックな企業に勤めることで、企業の悪い面をあぶり出しブラックな情報をリークしているんだそうです。
定年退職者で年金という後ろ盾があるからこそ、ゆとりをもって仕事が出来る。
さらに人生経験を積んでいるため、ちょっとやそっとじゃへこたれない。
こんな高齢者が、ブラック企業にハマってしまう若者を救う。
確かに社会貢献といえるかもしれません。
高齢者にしか出来ない仕事
労働力人口が減っているからこそ、今後このような高齢者ならではの働き方が注目される時代になっていきます。
すべての業種が若者を欲している訳ではありません。
人生経験豊富で、ちょっとくらいの事じゃ文句を言わない高齢者の方が雇いやすい。
また若者じゃ勤まらないような仕事をして欲しいというオファーは必ずあるはずです。
お金を稼ごうという欲のない高齢者が、ブラックな企業を撲滅する役目をはたしてくれることもあります。
これから高齢者の社会貢献の仕方は、あらゆる方面で増えていくんじゃないでしょうか。