経営とか財務とか丸投げしてはイケません!会社を守るのは社長です

ビートたけしさんの独立騒動ですが、4月1日になり一気にいろんな動きが出てきましたね。

たけし軍団メンバーの方々の各ブログで一斉に公開されたのが、オフィス北野の森社長の不正疑惑。

http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/55678984.html

https://ameblo.jp/danakan-tigers11/entry-12365021793.html

果たしてこれが真実なのかどうかは、現時点ではわかりませんが、ビートたけしさんがわざわざ自分が起こした事務所をさらに独立する大きな要因になったことは間違いないようですね。

経営と財務

ビートたけしさんの独立

ビートたけしさんと言えば、我々世代にとってはスーパースター。

漫才ブームで人気に火が付き、その後は俺たちひょうきん族でのタケちゃんマンや、元気が出るテレビ。

スポーツ大将とかスーパージョッキーとか、毎日毎日たけしさんのテレビを見て回っていたものです。

そんなたけしさんが人気絶頂の中、フライデー襲撃というとんでもない事件を引き起こす。

軍団を率いて出版社に殴り込みに行くという、前代未聞の事件の当事者となったたけしさんは、責任を取り当時所属していた太田プロダクションを辞め、軍団を引き連れて独立した。

それが今回大騒動になっているオフィス北野。

たけしさんの事務所だから個人事務所のような感覚かと思っていましたが、実質経営を握っていたのは今回話題になっている森社長さん。

たけしさんは、芸人と映画監督という才能に没頭し、事務所の経営は森社長に一任していたようですね。

70歳を過ぎてもレギュラー番組を多数抱える売れっ子のたけしさん。

そりゃ事務所の実経営にまでかかわることは困難だったでしょう。

ですが、やっぱり経営や財務というのは一人の人物に一任してはいけないのです

会社を守るのは社長

経営、財務、経理というのは専門的な知識を有する部門です。

ですので、自分の腕一本でのし上ってきたような叩き上げの現場育ちの社長さんは、嫌悪感を示すケースが多いようです。

そこで信頼できる経理担当に一任という形で丸投げしてしまい、後々大きな後悔をするという話は本当によく耳にします。

昨年、インドネシアの大統領夫人だったデヴィ夫人も経理を責任者に一任していたために、多額の横領が発覚したという事件がありました。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171027-OHT1T50294.html

いくら面倒くさくてもお財布をすべて丸投げしてしまうと、会社というのはあっという間に傾いてしまうのです。

経理・財務部門の仕事というのは、確かに専門的知識を要しますが、丸投げしてしまうと簡単に不正が出来てしまう部門でもあるのです。

だから経理部門の担当者を数年単位でローテーションさせ、不正させないように未然に防いでいる会社も多いのです。

会社のお金って、個人でやり取りする金額とは桁が違います。

ずっと大きなが金額のやり取りをしていると、感覚が麻痺し始めついつい不正を働いてしまう。

それが徐々にエスカレートしていき、そのうち自分のお金のような感覚になってしまう。

その頃には、財務・経理担当者は自己を律することが出来ないモンスターへと成長してしまい、もう手が付けられない状態になっているのです。

そうなる前に止めることが出来るのは、社長しかいないのです

今回のオフィス北野の例では、たけしさんではなく社長は森さんでしたが、実際の会社ではこのようなことがないように、社長が財布をキッチリと管理しなければいけないのです。

社長たるもの財務諸表を見れるようになるのがベストではありますが、自身も現場に出なければいけない多忙な社長さんの場合さすがにそれは難しいでしょう。

それならばせめて銀行口座の管理、お金の出入りの管理だけはしっかりとしなければいけません。

すべて丸投げしてしまうと会社なんてあっという間に乗っ取られてしまいます。

まとめ

会社にとって大事なものは、ヒト・モノ・カネです。

カネがなければ仕入れも出来ないし、社員に給料を支払うことが出来ません。

逆に言えば、カネさえあれば企業はなんとか呼吸を続け、生き続けることは出来るのです。

お金の管理がずさんな社長の会社は、遅かれ早かれ倒産してしまいます。

お金を人任せにしてはイケません!

お金を管理し、目を光らせるのは社長の役目。

ここだけは絶対に死守してほしいところなのです。