私には小学生の娘がいます。
幸いなのか?不幸なのか?娘は小さなころから父親に懐いていて、いまだにパパ(私)の事を好きでいてくれるようです。
ですが、私は1日も早くパパ臭いと言われたいのです。
親の役目とは?
パパ臭い
以前勤めていた会社の部下が、飲み会の席でいつもこんなネタを私に投げつけてきました。
「今は娘は可愛いかもしれないけど、そのうちパパ臭~いって言われちゃうんですよ!」
娘を持つ父親のあるあるネタですが、やっぱり鉄板のネタなんでしょうかね。
この手のネタは大抵そこそこ受けて場も盛り上がります。
なので、仕方なく「そうなったらイヤだなぁ」なんてお茶を濁すんですが、ハッキリ言って何が面白いのか全然理解できない。
だって私は本気で娘に臭いと言われたいんだから。
あっ、もちろん臭いと言われたいとは言っても、本気で臭い人間になりたいわけではありませんw
自分から臭くなりたい人間なんていないでしょうからね。
ではなく、パパの事を臭いと感じるほど距離を置くようになってほしいのです。
なぜ距離を置いてほしいか?
その時が、娘の自立に近づいた時だから。
親が子供にできること
- 親の役目ってなんだろうか?
- 教育を受けさせること?
- 成長させること?
- よい大学に行かせること?
- よい会社に勤めさせること?
- 結婚させること?
どれも役目ではなく、通過点なんじゃないかと思う。
親の役目とは、子供を自立した人間にさせること。
それに尽きると思う。
だからこそ、私は子供には1日も早く家を出て自分で生活できるようになってほしい。
私自身、自立がかなり遅れてしまった。
30過ぎまで実家にご厄介になってしまったことで、自分自身の成長を大きく遅らせてしまった。
また親にも負担をかけてしまったし、親も子離れが遅れる結果になってしまった。
核家族化が進む現代では、親は1日も早く子供を自立させなければいけないんです。
だって子供に介護なんか期待しちゃいけない。
それならば、早く夫婦二人だけの生活にし、老後のプランニングをしなければいけないのです。
子供に頼らない生活を築き上げる。
つまりは子供から1日も早く離れることが大事ということ。
子供が親から離れるためには
子供が親から離れるためには、まず親が子供から離れなければならない。
娘は可愛い。
信じられないくらい可愛い・・かった。
生まれたばかりの頃はホント何もできなかった。
ただ泣いて寝てミルク飲んで、それしかできなかった。
そんな娘が起き上れるようになり、立ち上がれるようになり、話せるようになり、歩けるようになる。
そうなるともう可愛くて仕方ない。
だけどいつまでも可愛いばかりではいられない。
苦しいけど、つらいけど、まずは親が離れなければいけないのです。
親が離れるようになると、次第に子供は親から離れるようになってくる。
やがて父親が臭いな、ウザいなと感じてくる。
そうなってきたら子供の自立が近づいてきたということ。
親の役目はその時点で全う出来たということ。
子供を早く自立させたい。
寂しいけれどそれが親の役目。