会社を退職する際に「卒業」するという言葉を使う傾向に変わってきているんだそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180311-00000009-nikkeisty-bus_all&p=1
会社を辞めるというネガティブなイメージから新たな人生へのステップアップ卒業という言葉。
これから主流になっていくのかもしれません。
退職から卒業
リクルートの社員は
以前、元リクルートに勤めていた社会保険労務士の先生とお会いしました。
リクルートは、ご存知のように新卒で入社した当初から将来の独立・起業を推し進めている企業です。
その先生も多分に漏れず入社当初から独立志向だったようで、社労士として独立した時に何の迷いもなかったそうです。
その先生はやはり会社を卒業して新たなステージへ移行するという言葉を使っていました。
リクルートのような会社は、定年まで勤めあげるという文化自体がないんですね。
人生を2度生きる
人気ブロガーのちきりんさんは、人生を2度生きる重要性を以前から伝えています。
一昔前は人生50年。
それが今や人生80年から90年そして100年という時代になってきている。
となれば40代なんてまだ人生の半分も生きていない。
20代で新卒として会社に入社し、20年も同じことを続けてきたのなら、残りの30年以上の人生は違う事をしたっていい。
だから40代になって独立とか転職を諦めてはいけません。
40代からの転職の方が断然成功する確率は高いんです。
だって40代にもなれば会社員という生き方、仕事のスタイル、自分の能力、自分が生きたい道というものを理解しているから。
20代の頃のように将来どうなるかわからなかった時に比べ、40代にもなれば自分の将来はある程度見える。
そこから転職活動を始めた方が断然うまくいくと思いませんか?
少子高齢化が進み、歪んだ人口構造になっている日本の中で、最も分厚いゾーンは40代から50代です。
この世代が現場からいなくなったら日本の経済は回りません。
だからこそ40代以降の世代がドンドンと動き、ビジネスを始めたり、新しい会社に移籍すべきなんです。
みんなこの世代が活発に動くことを求めています。
40代からの独立・転職なんてこれから先当たり前の時代になってくるでしょう。
80年も90年も生きるのに40歳くらいで諦めていたら、折り返しの残りの人生絶望しか残りません。
一つの会社に勤めあげる
終身雇用、年功序列型賃金制度が終わりをつげ、これから先は人材の流動性が活発になる時代です。
高いスキルを身に着けた人は、最も条件の良い会社と契約し、いくつもの会社を転々と移り歩くことでさらなるスキルを磨き、収入を上げていきます。
逆に大したスキルを身に着けられなかった人でも、自分がどうしてもこの会社に居続けたくないという思いがあるのであれば、どんどん会社を移り自分が求める環境を探し続けてもイイでしょう。
やりたくもない興味のない仕事を50年も続けることはできません。
自分に向いてないと思うのであれば積極的に動くべき時代になっています。
日本だけにとらわれることはない。
海外に渡れば自分が求めるライフスタイルがどこかに転がっているかもしれない。
一つの場所だけで人生終わってしまうなんてもったいない。
会社を辞めることは卒業という考えを持てば、ポジティブに転職・独立することが可能になるはずです。
まとめ
会社を辞める事をネガティブにとらえる必要なんてありません。
小学校は6年、大学なら4年。
一定の期間が来たらカリキュラムを終え次のステージに向かう、これが学生時代はずっと普通だったはずです。
会社でも同じ事。
一つの会社で自分の役目は終えた。
自分がやるべきことはやり切った。
という達成感を感じたのであれば、その会社を卒業してもなんら不思議はない。
自分を育ててくれた会社への恩義だけはしっかりと感じ、新たなステージへと旅立てばいい。
会社を辞めるではなく卒業する。
そろそろそんな考えに切り替えてもいい時代になってきているはずです。