元巨人の村田修一選手の所属先がついに決まりました。
結局NPBからのオファーはなく、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスへの所属が決定。
月収は上限40万円。最大で年収は480万円。
昨年の年俸は2億2千万円と言われていましたので、まさに天と地ほどの差がついてしまいました。
それでも現役に固執し、NPBからのオファーを待つ。
男村田の生きざまをファンとしてはしっかりと見届けたいものです。
単身赴任は断れるか?
単身赴任の苦しみ
村田修一は、横浜市に数億円と呼ばれる豪邸を建築しています。
これまでの本拠地は横浜から東京でしたが、新しい所属先は栃木。
さすがに横浜から通う訳にはいかないでしょうから単身赴任という形になるはず。
プロ野球選手ですので、オファーさえあれば北海道だろうが福岡だろうが行くつもりだったと思いますが、37歳で二人の子供を持つ身とすれば単身赴任が寂しいのは間違いないでしょう。
さらに収入も激減し、来るかわからないNPBからのオファーを待ち続ける孤独な闘い。
村田選手自身もまさか1年前にはこんな姿は想像できなかったでしょう。
それだけプロの世界は厳しいということ。
単身赴任は拒否できるのか?
村田選手の場合は、プロ野球選手個人事業主ですので、別に辞めようと思えばいつでも辞められる。
ですがサラリーマンの場合、そうもいきません。
どうしても単身赴任での転勤がイヤな場合断ることは出来るのでしょうか?
まず大前提として、入社の際の労働契約にて転勤がある旨を同意して契約したのであれば、転勤自体を拒否することはできません。
会社からの辞令は絶対的な業務命令ですので、それに従わないことは懲戒処分の対象となると考えて下さい。
ですが、家族の介護をしなければいけない、子供を育てなければいけないというような、やむを得ない理由がある場合は、人事異動は拒否できると可能性は高くなります。
また明らかな嫌がらせと取られるような人事も拒否できると考えられています。
会社を辞めさせたいがために、全くキャリアとは異なる業務につかせたり、全く必要のない場所への異動を要求されたりといったケースです。
この手の明らかにあり得ない要求をされた場合は、しっかりと会社と交渉することを推奨します。
家族全員での転勤は?
多くの会社では、転勤を命じることはありますが、単身赴任を命じるということはほぼないでしょう。
遠方だろうが海外だろうが、家族を連れて異動したいという考えがあるのであれば、家族を連れで転勤することはまったく問題ありません。
数年単位での転勤が当たり前の会社では、家族同居に伴う費用を負担してくれる会社もあるようです。
ですので、どうしても単身赴任がイヤというのであれば、家族全員での転勤を考えてもいいでしょう。
もちろん、会社が費用を負担してくれたとしてもかなり大変なのは間違いありません。
子供が学校に通いだしていたら、友人関係をリセットして転校しなければいけませんし、奥様も慣れない土地での生活となるためストレスも多くなります。
ですが、単身赴任がきっかけで夫婦仲に亀裂が入るというケースは少なくありません。
まだ子供が小さい時期であれば、経済的負担を負ってでも単身赴任ではなく、家族全員での転勤の方がメリットは多いのかもしれません。
まとめ
転勤は会社から業務命令ですので原則拒否はできません。
ですが、明らかに常軌を逸しているような命令であれば毅然とした態度で拒否するべきです。
転勤というのは社員にとって大きな負担が生じます。
生活が一変する命令ですので、はいそうですかと簡単に聞き入れられるようなものでもありません。
さらに転勤の場合、多くの会社ではいきなり辞令が出る前に内示があるのが一般的です。
その内示の際に自分の意思はしっかりと上司に伝えておくことをお勧めします。
絶対に転勤したくない!という社員を無理やり転勤させて貴重な人材を失うことは、会社としては避けたいからです。
私は転勤を経験したことがないのですが、出来れば単身赴任は避けたいのが多くの人の本音でしょう。