インターネット掲示板のガールズちゃんねるに「新入社員にびっくりしたことPART2」というスレッドが掲載されました。
新入社員の行動が会社的にどうなのか?
社会人としてどうなのか?
法律的にどうなのか?
個人的な意見も多分に含まれると思いますが、いろいろとコメントしてみます。
目次
新入社員にびっくりしたこと
仕事中にトイレでスマホゲームをしてた
私の知人にもトイレや喫煙所に頻繁に行く方がいるのですが、そんな方はたいていスマホゲームをやっていますねw
その方は違う会社の方だったので何も対応しませんでしたが、自社の方にみつかったら大変なことになるでしょう。
就業時間中にゲームをやることは、明らかな怠業(さぼり)行為ですので、もし見つかれば会社から厳重な処罰を受けることになります。
しかも悪質で頻度が高すぎる場合は、懲戒処分まであり得ます。
スマホゲームって癖みたいになってしまうものなので、仕事に入ったら緊急連絡以外はスマホは触らない!くらいのセルフコントロールはしておくべきでしょう。
もちろん電車での移動中や外的要因による手待ち時間の時などはお咎めを受けないとは思いますが、仕事中は仕事に集中するように若いうちから心がけておきましょう。
最近ではトイレに長時間の使用は控えるように!という貼り紙が貼られている会社もありますし、そもそもトイレは用を足す場所ですので。
歓迎会なのに遅刻
これはモラルの問題ですが、やっぱり歓迎会に遅刻はまずいですよね。
むしろ早めに会場に到着して、先輩や上司を待っておくのがマナーです。
とはいえ、歓迎会という業務とは直接関係のない場なので、あんまりキッチリと構えることはないでしょう。
ただ、今後時間を守ることの重要性は社会人生活を重ねるにつれて痛感するはずです。
飲み会とはいえ時間は厳守。
特に上司、先輩、ましてやお客様がいる場合は遅刻はご法度ということは心がけておくべきです。
ただ最近は飲み会自体が迷惑という若い人のお酒離れの問題もありますので、あまり飲み会でギャーギャー騒ぐのも考えモノではありますが。
メモを書かずに「あとで撮るんで」
これは確かに今時の新人っぽいですが、若い人でなくても最近はみんなやってるんじゃないですかね?!
特にアジェンダを用意しないブレスト系の打合せだと、各々ホワイトボードに好き勝手書き込みます。
それを逐一メモするのであれば、最後に写メを撮って共有すればいいんじゃないでしょうか。
スマホとか今時のツールを業務で使いこなすことは何も悪いことじゃありません。
ただ機密情報の漏洩にならないよう、それだけは厳重に注意が必要です。
研修の初日で退社した
これも今時の人たち限定という訳ではありません。
正直数十年前からこんな人は少なからずいました。
研修初日で社風にあわないだとか、会社に合わないだとか、なんだかんだ理由をつけて辞めてしまう。
もっとひどい人だと初日から会社に来ないなんて人すらいますから。
とはいえ、これが正しい行為と言っている訳ではないので誤解のないように。
会社は、一人の社員を雇うために莫大な金額をかけて、膨大な労力をかけて採用しています。
そんな人たちの苦労を1日で裏切るような行為は、社会人として許容できる行動ではありません。
学生のアルバイトじゃないんです。
社員として雇用されたからには、最低限会社の売り上げに貢献できるようになるまでは、よほどの理由がない限り退職は推奨できません。
LINEやメールで欠勤連絡
これは会社として欠勤時のルールとして定められているのであれば特に大きな問題はありません。
一昔前は、電話で欠勤する旨伝えることが当たり前の世の中でしたが、最近では欠勤の連絡をメールでするという会社の方が大半だと思われます。
LINEもビジネス版を採用している会社であれば、連絡ツールとして利用しているでしょうし、そうでなくても上司に欠勤する旨を伝えているのであれば、連絡手段はそれほど大きな問題ではありません。
ただ注意したいのは、欠勤の連絡をするにしても始業前にはしておくことがマナーです。
始業時間過ぎてから、お昼ごろになって「今日熱やばいんで休みます~」的なLINEを送るのは、完全なマナー違反。
それと会社が欠勤連絡は電話で実施するというルールを定めているのであれば、それには従う必要があるでしょう。
LINEって友達同士、家族、恋人をつなぐツールとして一般的ですが、ビジネス用途としても使い勝手はいいので、会社内で有効活用することは決して責められることではないでしょう。
怒られている最中に定時なのでと帰宅
これ本当にできる人がいるのであれば、スゲー大物だなと思ってしまいますw
以前、新卒社員と働いている時に、システムで大きなトラブルが発生したことがありました。
システムを復旧させないと帰るワケにはいかない。
今日は遅くなるなぁ、と残業を覚悟した瞬間!
「大変っすね!自分はここで帰ります!」
とその新卒社員が言った時は、さすがにブチ切れましたw
学生のアルバイト気分で仕事するな!
プロである以上、トラブルを解消させるまで帰れるワケないじゃないか!
と説教すると新卒の社員は真っ青な顔をしてその場に立ちすくんでいました。
時代は働き方改革、残業削減という流れではありますが、あくまでも有事の際は除くと考えるべきです。
本来残業というのは、どうしても業務が終わらない時や有事の際どうしても残って仕事してもらわなければならない時に指示するものです。
怒られていた新入社員もそのうち気付くようになるでしょう。
定時とは言え、トラブルが起きているときなどは、状況を確認してから帰宅することが大事です。
ITなのにひらがな入力
ひらがな入力を推奨する人がいるのですが、これは早いうちにローマ字に変えることをお勧めします。
特にITなら尚更。
ひらがな入力派の人は、一文字打つのに2回キーボードをたたくなんて信じられないと言いますが、それってごく一部の話です。
たとえば「ち」と入力するのにひらがなだと確かに1回、ローマ字だと「TI」と入力する必要があるので2回です。
ですが、「じゃ」と入力するとき、ひらがなだと「し」「濁点」「小さいや」と入力する必要があります。
それがローマ字だと「JA」の2回ですみます。
ローマ字入力であれば、ローマ字26文字中あまり利用しない「X」とか「Q」を除く24文字くらいの配置を覚えればタイピング可能。
ひらがなだと50近く覚える必要があるんですから、業務効率は劇的に悪くなります。
ITの場合、コマンド入力やプログラムなどで英字での入力がメインになりますので、ひらがな入力では仕事になりません。
そもそもキーボードの配置って日本語向けではありませんし。
いろんな意味も踏まえてひらがな入力している人は、早いうちに切り替えることを推奨します。
まとめ
いろいろ見てきましたが新人、新卒、ゆとりと言っても、若い人は今も昔も大きく変わりません。
ただ私たちが若いころにはなかった技術に、今の人たちは触れてきたというだけのような気がします。
だれでも一端の社会人になるまでは時間が必要です。
少し長い目で見てあげることが大事なんでしょう。