仮想通貨取引所コインチェックで大きな被害が発生しました。
仮想通貨のNEM(ネム)が約580億円分も不正に流出してしまったそうです。
日本の取引所ではここまで大きな事件はありませんでしたので、仮想通貨を購入している人にとっては大きなショックでした。
仮想通貨とウォレット
コインチェック事件
昨日の14時ごろこのようなメールが一斉にコインチェックから配信されました。
何が起こったのか?と思ってみてみると仮想通貨NEMの取引が一時停止されたとのこと。
その後、Yahoo!やTwitterを見ると大騒ぎになっていました。
昨夜緊急でコインチェックの和田晃一良社長が謝罪会見を開いていましたね。
580億円って普通の企業ならこれ一発であっさりと倒産してしまう金額ですが、今後コインチェックがどのように立て直せるのか注目が集まります。
ただ、この事件のおかげで成人式で大きな話題となった「はれのひ」の謝罪会見がアッサリと話題から消えてしまった感があるのが個人的には残念です。
もちろん被害を出したコインチェックの社長も謝罪は必要ですが、本当に謝罪が必要なのははれのひの社長ですので。
とちょっと話がそれてしまいましたね。
仮想通貨のセキュリティ
今回のNEMの不正流出の原因はいくつかあるようです。
流出したのは、仮想通貨「NEM(ネム)」。この仮想通貨技術の普及を目指す国際団体は2016年、取引の際に複数の電子署名が必要で、より安全性が高い「マルチシグ」と呼ばれる技術を採用するよう推奨。コインチェックもこの呼び掛けを認識していたが、「他に優先すべきことがあった」(大塚雄介取締役)と、対応を後回しにしていた。
推奨されたマルチシグ等の対策をとっていれば防げていたのかどうかはわかりません。
ただ言えるのは、仮想通貨のセキュリティを守るのは一筋縄ではないということ。
ひろゆき氏は以前から指摘していたそうですが、仮想通貨の取引所はインターネットに繋がっている。
インターネットには世界中に暇さえあればシステムを突破してやろうというハッカーが点在しています。
世界中のハッカーたちは、時にセキュリティのアドバイザーとして企業からスカウトがかかるほどの高スキルの持ち主たちです。
そんな人たちからの総攻撃を交わし続けるなんて不可能。
長年2ちゃんねるという日本最大の掲示板を守り続けてきたひろゆき氏は、ハッカーの攻撃のすごさを痛感してるのでしょう。
だからいずれ仮想通貨は危険な目にあう。
その一部が今回のコインチェックの事件なのでしょう。
仮想通貨は、価格の変動が激しく現時点ではリスクの高い取引です。
ある日突然高騰することもあれば暴落することもあるのは、もはや周知の事実でしょう。
ですので、くれぐれも余裕資産で取り組むべきです。
生活資産をつぎ込んで大事な生活費を失うこと、ましてや借金を作るようなことは絶対に推奨できません。
仮想通貨はウォレットへ
まだまだ仮想通貨の取引は成熟しきっていません。
大きな利益を出している人たちも手探り部分が多いのではないでしょうか?
ですので、自分の資産は自分で守る。
決して人任せ、システム任せにしてはいけないということは、今回の事件で思い知った人も多いでしょう。
ですので、仮想通貨取引所で作った資産は、速やかにウォレットに保管しておきましょう。
ウォレットの説明はイケハヤさんが詳しく解説してくれています。
別にcoincheckにかぎらず、そもそも取引所保管はリスキー。ウォレット使いましょう。NEMはnano Walletに入れると楽しいですよ。
仮想通貨のウォレットとは?初心者向けに種類と使い方を解説。 : まだ仮想通貨持ってないの? : https://t.co/vonJiKCJM8— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2018年1月26日
ソフトウェアウォレットとかいろんなモノがありますが、一番わかりやすいのはハードウェアウォレットですかね。
取引所に預けている資産を財布に入れておく感覚ですね。
これなら最悪自分の資産は守れますので、仮想通貨で大きな取引をしている人は、必ずウォレットに移動しておきましょう。
私もまだまだ少額ですが、ウォレットの導入を早急に進めるつもりです。