絶対に社労士試験に合格してやる!
挑戦すると決めたのであれば、あとは着々と準備を進めるだけです。
社労士試験に合格に必要なポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
社労士試験に合格に必要なポイント
試験を分析する
まず最初に取り組んでほしいことは試験を分析することです。
これは社労士試験に限らず、どの資格試験でも同じことですし、高校・大学受験でも同じことです。
ホリエモンこと堀江貴文氏は、約半年の勉強期間で東京大学に合格されていますが、東大に合格するためにどうすればいいのか?
分析した結果、英語の配点が高いことに気づき、とにかく英語の学習に没頭したんだそうです。
相手を分析せずに試験に臨むということは、相手の素性も知らずに戦いを挑むようなものです。
将棋の世界でも対戦相手の棋譜を分析することはもはや定石。
社労士試験とはどんな試験なのかをまずは自分なりで構いませんので理解を深めてください。
分析の仕方はいろいろとあります。
- インターネットで調べる
- 書籍を購入する
- 資格学校の説明会を聞く
これらを駆使して社労士試験の全貌をできるだけ丸裸にしていきましょう。
社労士試験の特徴はこのようになっています。
- 試験は1年に1度しかない
- 試験実施日は8月の第4日曜日
- 受験者数は4~5万人程度
- 合格者数は3千人程度
- 合格率は5%前後
- 試験方式はマークシート
- 試験科目は10科目とプラスアルファ
社労士試験のくわしい内容に関しては、こちらの記事をご覧ください。
また年金博士と呼ばれる北村先生の「社労士試験 非常識合格法」もとても参考になります。
徹底的に試験の傾向を分析したら次のステップに進みます。
勉強方法を決める
社労士試験の全容が見えてきたら勉強方法を決めましょう。
- 通学で勉強する
- 通学のDVDコースを受講する
- 通学のWEBコースを受講する
- 通信学習を利用する
- 自宅DVD講座を受講する
- 独学で挑戦する
試験内容の分析が進んでいれば、勉強方法はおのずと決まってくると思います。
それでもまだ悩んでいるという方は、とりあえず択一式試験を何問か解いてみるといいでしょう。
全く歯が立たないようでしたら、その時点で独学という選択肢は除くべきです。
なぜ独学を進めないかはこちらの記事が参考になると思います。
それでも独学で学習を進めると決めた方は、強い覚悟を持って取り組んでください。
通学でもなかなか手ごわい試験ですので、一人で長いレースを乗り切るには強い意志がないと乗り切れません。
また勉強方法は、極力早く決めるといいでしょう。
通学で行くと決めたらどんな学校に通うか?
どのコースを受講するかを決める必要があります。
通信でチャレンジするのであれば、どの講座を受講するか決める必要があります。
資格学校の方針や学習の進め方、学習環境、資格対策、資格取得後のサポートなどいろいろと違いがありますので、まずはいくつかの資格学校の情報を取り寄せてみましょう。
パンフレットを見比べて、自分に合う講座が見つかったら実際に資格学校の窓口に行き、詳細を説明してもらうとイメージが湧きやすくなるはずです。
スケジュールを立てる
勉強方法が決まったらスケジュールを立てましょう。
スケジュール作成は、手書きの手帳でも構いませんし、スマホのスケジュール機能でも構いません。
使いやすいツールをご利用ください。
ですが、必ず実行してほしいのは、勉強開始日から試験当日までのスケジュールを必ず作成しておくことです。
もちろん、スケジュール通りにものごとは進まないものですが、スケジュールを立てることで勉強の進捗を把握することができるのです。
ちょっと遅れてるのであれば、巻き返す時間を組みなおす。
進んでいるようであれば、学習を前倒しして、直前期の学習時間を多くする。
という形で確実に試験日までの予定を組んでおきましょう。
通学の場合は、カリキュラムが決まっていますので、すべてのコマをスケジュールに書き込んでください。
1月1週目 労働基準法①
1月2週目 労働基準法②
1月3週目 労働基準法③
1月4週目 労働基準法実力判定テスト
資格試験の勉強は、自分との戦いです。
学生の頃のように学校も予備校も親も自分を律してくれることはありません。
すべて自分で管理する必要があるんです。
資格試験は自分への甘えとの闘いと思ってください。
スケジュール作成で甘えてしまうと、ライバルを蹴落として勝ち残ることは難しくなるでしょう。
費用を準備する
勉強方法を確定させたら費用の準備です。
通学コースを選んだ場合、数十万円程度の出費が必要になります。
これはかなりの大金です。
私の場合、当時の夏のボーナスを握りしめ資格学校に全額投資しました。
その投資が資格という形で実を結び、開業という形で花が開いたと思っています。
ちょっと脱線してしまいましたが、大手の資格学校では教育ローンが用意されていますので、一括で準備が難しい人も受講できるようになっています。
通信講座でも分割払いは利用できますので、いきなり全額を用意する必要はありません。
もしあまり費用をかけたくない!という方は、こちらフォーサイトの社労士講座を検討してみてください。
コストパフォーマンスは圧倒的です。
家族に伝える
資格試験を受けると決めたら、その旨を家族に伝えましょう。
資格の勉強をすることは、家族にとっては大きな負担になるからです。
費用面もそうですが、勉強時間等の気配りがいるからです。
広い家に居住されている方ならいいのですが、それほどでもない家の場合、夜中に勉強していたら家族は物音を立てないようにする必要がありますし、通学や模擬試験、本試験などで家を不在にすることも増えてきます。
その負担を家族に飲んでもらわなければいけないんです。
資格を取るという行為は、結局のところ自己満足の世界です。
資格を取ってその後どうなるかもわからないのに、長ければ数年家族はあなたの勉強に付き合わなければいけないんです。
家族だって応援してあげたい気持ちもありますが、ぶっちゃけ面倒だなと感じることだってあるはずです。
ですので、家族にキッチリと同意をもらい、応援してくれる環境を作ることが重要です。
そのためにも家族になんで資格試験に挑戦するのか伝えておくといいでしょう。
- この資格試験に合格することでこんなことができる
- 将来独立したいという夢をかなえるために絶対に合格する
- スキルアップして収入を上げたい
- 一つくらい誇れる資格が欲しい
- 社労士資格を取ることで家族を幸せにしたい
このような挑戦する理由を伝えれば家族もきっと応援してくれるはずです。
資格試験に合格した時、心から家族にありがとうと言えるような状況を作り学習をスタートさせてください。
生活を変える
ここまで来たらあとは生活を変える勇気と心構えを持ってください。
もしかしたらコレが一番難しいのかもしれません。
いままで難しい資格に挑戦したけど、どうしても3日坊主で続かなかったという人は多いでしょう。
健康管理のためにジョギングを始めても、ダイエットのために食事制限をしても、身体を鍛えるためにジムに通ってもどうしても長続きしなかったという話はよく聞きます。
人間ってとにかく楽なことをしようとします。
辛いこと、面倒くさいことから逃げ、楽な方へ楽な方へと向かってしまう。
これはある意味人間本来の行動ですので避けられないのかもしれません。
ですが、難関資格に合格したいのであれば、この楽を脱しないと絶対に合格圏内には潜り込めません。
甘えを捨て、本気で参考書や問題集と向き合う気持ちをどれだけ持てるか。
たった1年程度です。ここで本気にならないと合格というゴールははるか遠くのまま近づいては来ません。
三日坊主を脱したいという方はこちらの書籍を手にしてみるといいでしょう。
もしあなたが会社勤めであるならば、私は朝方の生活を強く推奨します。
サラリーマンの場合、どうしても仕事で遅くなってしまうということは避けられません。
付き合いで飲みに行かなければいけないこともあるでしょう。
そんな状況でも朝に勉強するライフスタイルを作り上げておけば、何の支障もなく勉強を続けられるのです。
朝学習しておけばちょっとくらい夜遅くなっても平気。
その心の余裕があれば、仕事もはかどるはずです。
とはいえ、いきなり朝起きる時間を2時間も3時間も早くするのは、苦痛が伴います。
最初の数日はいいんですが、2週間、3週間と経過すると眠さとの戦いがやってくるんです。
でもここで甘えたら絶対に合格はできません。
資格試験に合格したいのなら、生活を一変させなければいけないんです。
夜の勉強スタイルでも同じこと。
とにかく毎日勉強を続けるライフスタイルを確立すること。
これが合格への必須スキルと言えるでしょう。
仕事を調整する
合格するためには仕事を調整する勇気も必要になってきます。
毎日残業続きでは勉強はままなりませんし、資格学校の授業に出席できないのでは学習は遅れる一方。
自身の業務内容に応じた学習プランを練ったとしても、最終的に職場との調整は欠かせません。
試験当日に休日出勤をするわけにもいきませんし、できれば試験直前に夏季休暇を取得して勉強に集中したい。
過度な残業は避けたたいし、学校に通う日の出勤は避けてほしい。
などいろんな事情が絡みますので、身近な上司や同僚には試験を受けることを伝えておく、もしくは業務の調整をお願いするという根回しはしておくべきでしょう。
最終的に支えてくれるのは仲間です。
仲間がいるからこそ勉強に集中できる環境が作れるのです。
ただ仕事を調整するとは言っても、会社を辞めてはいけません。
こちらでも紹介していますが、社労士試験合格者の半分以上は会社員なのです。
みんな会社勤めをしながら、合格率数パーセントの難関資格に合格しています。
資格試験に合格するためには、強い意志も大事ですが、自分のスケジュールを調整する能力も必要になるのです。
社労士試験に合格したからと言ってすぐに生活できるようになるわけでもありませんし、すぐに転職先が見つかる訳でもありません。
まずは、生活を固めながら収入を確保しながら資格合格を目指しましょう。
夢を叶えたいのであれば、合格してからで十分間に合いますので。
友達関係を切る
最後に友達関係をすべて断ち切ってください。
もちろん本試験までの数か月で構いません。
本気になっているときに、一番足を引っ張るのは友人です。
ちょっと飲みに行こうよ
ちょっと遊びに行こうよ
せっかくの休みだから出かけようよ
勉強なんて後でやればいいよ
資格なんて取っても意味ないよ
このような悪魔のささやきに耳を傾けた瞬間「絶対合格してやる」から「合格できればいいな」へ格下げされ、挙句の果てには「合格なんて私には無理だったんだ」とあきらめの境地に成り下がってしまうんです。
友達付き合いは居心地のよいぬるま湯です。
ですが、資格試験への挑戦は、熱湯のように熱いお湯に入るようなものです。
勉強なんて楽しいどころか辛いことの方が多いんです。
そんな難しいことに挑戦しようとしているとき、ぬるま湯につかってしまったらすべてが台無しになってしまうんです。
友達には事情をキッチリと説明して、数か月は連絡してこないで!と伝えてみましょう。
大事な友達は数か月会わないくらいで離れていったりしませんから。
まとめ
社労士試験は、年々合格率が下がり続けている難関資格です。
生半可は気持ちでは合格なんてできません。
合格するための戦略を立て、資金繰りをし、己の生活を見直し、友人関係を整理する。
まずはここから始めて下さい。
そして長くても数年の戦いです。
この戦いに勝てばきっと違う未来が見えてくるはずです。
数年、数か月の修行に取り組むつもりで臨んでみてください。
その先には、きっと合格というゴールがやってくるでしょう。