林修先生の「林先生が驚く初耳学」の番組の中で「小学生時代の友達なんてクソみたいなもの」というネタを紹介されてましたが、まさしくその通りです。
年に1度会うか会わないかの小学生時代、中学校時代、高校時代、大学時代の友人なんてクソみたいなものなのかもしれません。
友達関係
小学生時代の友達
小学校、中学校と一緒だった友達とはずっと仲いいものだと思っていた。
住んでる地域も近く、子供のころから大人になってもずっと一部の仲良しグループで遊んでいた。
だけど、ある時自分は人生を変えたくなった。
大学を出て、希望通りの職につけず悶々としていた日々。
この日々を変えなければ自分の人生はこのまま終わってしまう。
今動かなれば。
という危機感から、すべての友人との接触を断った。
なんで友人と連絡をしなかったのか?
甘い誘惑に負けてしまうから。
ある一定の地域の仲間というのは、自分の輪から外れていこうとする人をあの手この手で引き留める。
- そんな仕事しなくてもこっちで十分食っていけるよ。
- 別に引っ越さなくてもこっちの方が友達多いから安心だよ。
- お前にはそんな生活向いてないよ。
- お前がいなくなったら寂しくなるじゃないか。
- ずっと一緒にここで暮らそうよ。
ピアプレッシャーと呼ばれる行動らしいが、出ていこうとする人たちを周りのみんなで足を引っ張りあうんだ。
確かに怖さがあった。
初めてやるような仕事で自分は通用するのだろうか?
初めて暮らす街でオレは一人でやっていけるのだろうか?
これから友達はできるのだろうか?
そんな不安は一瞬にして吹き飛んだ。
新しい職場に行けば、新たな職場の友人ができる。
新しい街に行けば、行動範囲が広がり、さらに友人ができる。
彼女ができて、家族ができれば、もはや地元に戻ることすらなくなった。
昔の友人とは、月に1回もLINEで連絡を取らないほど疎遠になり、久しぶりに顔を合わせたのは友人の父親の葬儀だった。
地元の友達なんて、いつ離れても全く問題ない。
地元の友達との関係なんて、こんなもんなんだなぁと離れて初めて気づくことができた。
大事なのは、今一緒に過ごしている人たち。
家族、職場の仲間、お客様、近所の付き合い。
これ以外の仲間と上手くやろうとすれば、無理が生じるだけなのです。
友人関係
それじゃ友人関係はどの程度まで続ければいいのか?
はっきりと期間は定められないけど、5年も前の友人とは関係を切ってもいいんじゃないだろうか?
実際、7年くらいまえ一緒の現場で働いていた友人がいる。
彼とは同い年だったこともあり意気投合。
時には仕事終わりに、終電がなくなるまで酒を酌み交わし語り合っていたこともあった。
だけど、そんな友人とも職場が変わり、距離が離れるとパッタリと合わなくなった。
ただ、職場を離れてから数年はその友人から電話が来ていた。
最初の頃は、電話をしているだけで楽しかった。
気が付いたら30分以上話をしていたこともあった。
だが、いつからか電話が苦痛になってきた。
だって、話がいつも同じ。
昔話でしか盛り上がれないから。
職場の仲間って、一緒に働いているときはそれこそ戦友。
同じ苦しみを味わって、同じ楽しみを共感してともに戦う仲だった。
だからこそ、その当時はとにかく話があい、今の現場のこと、これからの自分のこと、将来の話など話は尽きない。
しかし、7年も違う環境で暮らしてしまえば、全く話がかみ合わない。
7年前の同僚がどうなったか?全く興味ないし。
今の仕事は何なのか?双方ともほとんど興味ないし。
家族構成がこうなった!とかこちらも両方とも興味がない。
だから電話が苦痛になり、電話をかけておきながら次第に会話もぎこちなくなってきた。
だから思う、友人関係なんて5年以上合わない関係なら無理して続ける必要はないってこと。
親友なんて必要ない
親友なんてものもそもそも必要ないのかもしれない。
昔からの親友よりも大事なのは今関わっている人たち。
そして今関わっている人たちというのは、年齢を重ねるにつれ、仕事が変わるにつれ、経験を重ねるにつれ変わっていくもの。
高校時代からの親友と、大学卒業後も一緒に仕事をしてきたりしたが、もう会わなくなって3年以上経つ。
たまに気になることもあると聞かれればあるんだが、今彼のために時間を割くことは難しい。
仕事の時間、家族との時間、身近な友人との時間を割いてまで、何年かに1度しか会わないような親友を優先することはできない。
友人って年齢や環境によって入れ替わるものだと思っておけば、あまり深くかかわらないドライな付き合いができるのかもしれない。
もちろん、これは都心部に限った話なのかもしれないが。
まとめ
小さなコミュニティに固執する必要なんてない。
近所の小学校がどうしても馴染めないのなら学校を変えればいい。
職場での人間関係がどうしてもうまくいかないのなら違う職場を探せばいい。
地元の付き合いがどうしてもダメなら住む場所を変えればいい。
人間関係が一番のストレスの種になる。
本当に大事な人以外は、極力ドライに付き合うという方法は、自分を守るための最善の策なのかもしれません。