社労士試験に限らず試験を受けるときはお金がかかるものです。
国家資格の場合、丸腰で戦って合格できるものでもありませんので、それなりの金額を用意する必要があります。
それでは、社労士試験に合格するためにかかる費用を計算してみましょう。
目次
社労士試験にかかる費用
試験代
社労士試験の受験量は9,000円です。
この値段は長い間変動していませんので、今後も大きく変わることはないでしょう。
1年に1度の試験ですので、9,000円はそれほど高い金額ではないんですが、簿記、FP試験や情報処理試験の値段と比べると若干高いなぁと感じるかもしれません。
ですが、この9,000円を払っていながら当日試験に来ない人はイッパイいるんですね。
実際の試験会場に行った人はわかると思いますが、かなり空席が目立ちます。
2017年の試験も49,902人の申し込み者がいたのに、本試験を受験したのは38,685人。
1万人以上の人は棄権しています。
金額にすると・・・まぁそれはやめておきましょうw
基本的に社労士試験にかかる費用ってこれだけです。
もちろん受験申込にかかる少額の費用はかかりますが、9,000円払えば受験はできます。
ここからはプラスアルファの分を見ていきましょう。
模擬試験
模擬試験は、各資格学校で開催されていますが、ホンキで社労士試験合格を目指しているのであれば、最低でも1つは受けておくことを推奨します。
社労士試験は、コロコロと変わる法改正に対応しなければいけません。
法改正部分や白書部分の対策を独学だけでこなしていくのはかなり大変。
各資格学校の模擬試験では、そんな法改正部分や白書対策などを盛り込んだ試験をしてくれるので、本番対策には欠かせないと言ってもいいでしょう。
模擬試験の値段ですが、これは全然高くありません。
最大手資格学校TACの模擬試験は、全国中間模試と全国公開模試の2つが受講できて5,600円です。
ただ試験を受けるだけでなく、自分の実力や同じ模試を受けているライバルたちとの順位を把握することもできます。
模擬試験は、何個もうける必要はありませんが、どこか1つは受けておいてほしいです。
資格学校
これはタイプによって金額は大きく変わります。
①通学講座
こちらも資格の学校TACの総合本科生コースです。
お値段は195,000円。
これに入会金がかかりますので、20万円オーバー。
ちょっと高いと感じるかもしれませんが、意外とそんなことありません。
だってこれだけの内容が含まれていますからね。
- 受講ガイド
- 学習ガイド
- Basicガイド
- 基本テキスト
- トレーニング
- 暗記カード
- ミニテスト
- 実力テスト
- 実力完成答練
- 過去問題集
- 法改正テキスト
- 総合答練
- 全国模試
- 合格への招待
- 講義DVD
これだけついてますので、それほど割高感はないかもしれません。
特に初心者の場合、基礎の基礎をかみ砕いて理解しやすくなってます。
初心者はじっくりこちらのコースを選ぶといいでしょう。
さらに今からでも合格可能な速習コースも用意されているようです。
②通信講座
こちらはユーキャンの通信講座。
お値段は79,000円。
ユーキャンの講座に関してはこちらに詳しく書きました。
通学コースよりかなり割安ですね。
通信はこんな人たちに向いてます。
- お住まいの地域に通学コースの学校がないような人。
- あまりお金をかけたくない。
- ある程度基礎学力がある。
- 結構根性がある。
- 好きな時間に学習したい
- 仕事や家庭が忙しくて通学できない
通信ではやっぱりユーキャンの講義が一枚抜けてる感がありますので、迷ったらこちらがおすすめです。
③DVD講座
こちらは当ブログでも推奨しているフォーサイトのDVD講座。
DVD講座なのに3万円代は破格の値段です。
結局いくらかかる?
お値段はレベルによって違ってきます。
全くの初心者でフルセット受講したい
20万円プラス受験料で約21万円。
基礎知識はあるので通信でもいい
8万円プラス模擬試験プラス受験料で約10万円。
DVD講座で乗り切りたい
4万円プラス模擬試験プラス受験料で約6万円。
独学なら安くは済みますが、結局何度も受けて合格できなければ何の意味もありません。
資格を取るにはお金がかかると割り切って、自分が出せる金額をペイしてさっさと合格してしまいましょう。