社労士試験に挑戦したいんだけど、いつごろから勉強すれば間に合うの?
初心者の場合、目安がわからないかもしれません。
いつごろから勉強を始めればいいのか?こちらで紹介します。
社労士試験いつから勉強
今回は全くの初心者、こんな条件のどこかにマッチする人たち向けとなります。
- 大学が法学部じゃない
- 法律・社労士事務所勤務じゃない
- 総務部門じゃない
- 社労士試験を受験したことがない
- 年金アドバイザーなどの資格も取ったことがない
どのくらいの時間が必要なのか?
社労士試験に合格するために必要な勉強時間は、800時間から1200時間程度と言われているようです。
ですが、これはあくまでもある程度のベース知識がある方と思った方がいいかもしれません。
まったくの初心者であれば、最低でも1000時間以上、確実に合格圏内に入りたいのなら、1300時間以上はやっておいた方がいいでしょう。
1000時間勉強するにはどのくらい学習すればいいのか?
1か月130時間を8か月続ければたどり着けます。
1か月130時間ということは、1日約4時間程度。
これを地道に続ける努力さえあれば、かなり高い確率で合格圏内に入ります。
1日4時間って大変だと思うかもしれませんが、毎朝7時に起きていたところを5時に起きて2時間勉強。
通勤電車の中、帰宅後に1時間程度。
と毎日の生活をちょっと変えれば4時間程度は捻出できます。
いや、いきなり5時起きって・・・
と考えてしまった方も安心してください。
社労士試験は真夏の試験です。
真冬の一番寒い時期、お布団が何よりも恋しいこの季節。
この時期からいきなり無理をする必要はないんです。
社労士試験は直前が勝負
社労士試験は直前期の追い込み次第で合否が大きく分かれます。
直前期の1か月でどこまで頭に詰め込んで本試験に臨むことができるか?
とにかく詰め込めるだけつめこんで、あふれそうになる知識を必死にかき集めながら本試験で戦うんです。
これが社労士試験で合格を手にするための最も有効な方法です。
社労士は1度合格すると生涯更新することもなく使える資格なのにこんな試験方式が正しいのか?どうかという議論は後回しにしましょう。
まず最優先は合格すること。
そのためには、真夏にどれだけ集中して勉強できるか?
ですので、今の時期は逆にそれほど追い込む必要はありません。
仮に1000時間を月単位で配分するのなら下記のような感覚でいいのです。
8月の200時間ってオニですがw、日の長さを利用して早朝起床したり、夏季休暇を利用するなどすれば十分確保できる時間です。
いつからなら間に合うか?
先の計算通り、総勉強時間から逆算すれば8か月なので1月から勉強を始めれば初心者でも十分間に合います。
ですが、初心者の場合、1月から学習を始めるのであれば、かなりのハイスピードで追い込んでいく必要があるでしょう。
それはなぜか?
まず社労士試験は、10科目ありそれぞれボリューム感が違います。
以下の科目の横の数字がボリューム感を現した数字です。
- 労働基準法 10
- 労働安全衛生法 3
- 労働者災害補償保険法 7
- 雇用保険法 7
- 労働保険の保険料の徴収等に関する法律 3
- 労働に関する一般常識 5
- 健康保険法 10
- 厚生年金保険法 10
- 国民年金法 10
- 社会保険に関する一般常識 5
ページ数や条文数、出題数、重要度などを加味して数字を入れてみました。
例えば労働基準法が10のボリューム感だとすれば、労働安全衛生法は3程度のボリューム感。
つまりは労働基準法に100時間かける必要がるなら、労働安全衛生法は30時間くらいでいいということ。
労働基準法から順番にかける10時間で勉強していくと、労働関連の勉強が終わるまでに約350時間。
健康保険から国民年金までで650時間ですので、上の月別時間推移で行くと全科目の学習が一通り終わるのが7月半ばということになってしまいます。
全科目の学習は、6月中には一通り終わらせておきたいんです。
それはなぜか?
7月には各資格学校で模擬試験があるからです。
模擬試験に臨むとき、まだ未学習の科目があると自分のレベルを正確に測ることができません。
さらに社労士試験に合格するためには、全科目を網羅したあとに、法改正対策、白書対策、横断対策といった試験特有の対策も必要になるんです。
だから、1月からスタートするのであれば、3月ごろから多少スピードを速め、5月には社会保険科目の学習を終了させ、6月には全科目の横断ができるようになっていることが望ましいといえるでしょう。
数年計画
これまで説明してきたように8月の試験ですので、1月もしくは2月の頭に勉強を開始しすれば十分今からでも合格を狙えます。
ですが、全くの初心者であれば、3月に入ってしまうとかなり厳しいというか、ほぼその年での合格は諦めた方がいいかもしれません。
ですので、3月以降に社労士を取りたい!と思い立ったのであれば、数年単位での合格計画を立てた方が無難です。
1年目で絶対に受かると意気込みすぎてしまうと、合格できなかった時の反動が大きくなり、翌年一気にモチベーションを低下させてしまうことになりかねません。
1年目は5割から6割程度の力で臨み、余力を残しておいて2年目、3年目の合格を目指す!という作戦の方が無理なく学習を進められます。
まとめ
社労士試験に合格するためには、取り組みは早い方がいいに越したことはありませんが、半年強の学習でも十分合格は可能な試験です。
ただ社労士試験は運に左右されてしまう要素も含んだ試験ですので、絶対に1度で受かるという決め込みは危険。
2~3年で受かるというような余裕を持った計画も睨みながら学習プランを立ててみてください。