2017年第49回社労士試験の合格者が発表されました。
合格された皆様本当におめでとうございます!
合格された皆様は今はとにかく喜びをかみ締め、勝利の美酒に酔ってください。
2017年第49回社労士試験
合格者の内訳
2017年社労士試験の合格者の内訳は下記のようになりました。
受験申込者数 49,902人
受験者数 38,685人
受験率 77.5%
合格者数 2,613人
合格率 6.8%
社会保険労務士試験オフィシャルサイトより引用
受験者数は昨年から比べて約3%ほど減っています。
一時期は7万人近くの受験者数があった社労士試験ですが、ここ数年は受験者数が下降しています。
資格自体の難易度が上がっていること。合格率が毎年下がっていることなどが受験者数現象の理由なのでしょうが、真の要因は定かではありません。
気になる合格率ですが、今年は6.8%。
2015年の2.6%から昨年の4.4%。今年は6.8%と多少落ち着きを見せています。
とはいえ合格者数は2千6百人程度と狭き門になっていますので、今後10%以上の合格者を出すようなことはまず考え難いでしょう。
合格基準点
合格基準点は下記となりました。
選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上(ただし、雇用保険法及び健康保険法は2点以上である者
択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上(ただし、厚生年金保険法は3点以上である者
社会保険労務士試験オフィシャルサイトより引用
気になる選択式試験の救済科目ですが、雇用保険と健康保険が2点以上という結果になりました。
残念ながら労働一般常識は救済されませんでした。初見で問題を見たときは、救済間違いないなぁと感じましたが、各資格学校のデータを見ても分るとおり、意外と皆さん正解できていたようです。。
TACのデータでは雇用保険は得点高めだったのですが、こちらは逆に苦戦した受験生が多かったのでしょう。
健康保険はまず間違いないと思ってましたが、労一ではなく雇用保険が救済されるとはちょっと意外でしたね。
労一待ちの受験生の方は残念な結果となってしまいました。。
択一式試験の合格点は45点となり、厚生年金で3点救済が入る事になりました。
厚生年金はちょっと多忙だったため最後まで解ききってないんですが、途中でかなり悩みましたので難易度は高かったのでしょう。
合格ラインは45点くらいと思っていましたので想定通りでしたが、ここのところ択一式も救済がかかるようになってきました。
択一式は今後も45点辺りの高得点が必要となってくるようですので、ますます真の実力が問われる試験となっていくいでしょう。。
不合格の方へ
残念ながら今年涙を飲んでしまった方は、結果を受けれいるしかありません。
特に労一が基準点割れしてしまい救済待ちだった方は無念でしょう。
たかが1点。されど1点。それが資格試験。
ですが、選択式で1点足らずに不合格だったという方は、既に合格ラインを獲得できるレベルまで到達しています。
そんな方は本気を出せばすぐにもとの実力に戻ってきますので、まずは現実を受け入れ、ゆっくりと来年のプランを立てる事をオススメします。。
合格された方へ
合格された皆様本当におめでとうございます。
これからは同じ社会保険労務士として活動していくことになりますが、社労士の活躍の範囲は多岐に広がっています。
勤務社労士、開業社労士、コンサルタント、資格学校の講師などなど。
まずはじっくりとこの喜びを満喫し、未来の社労士像を描き活動していって下さい。
どこかで一緒に仕事が出来ることを期待しています。
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