2017年社労士試験択一式の一般常識を解いてみた

2017年社労士試験択一式を実際に解いていきます。

自分なりの判断基準と解説ですので、誤っている部分がありましたらご容赦願います。

今回は一般常識。

社労士試験択一式 一般常識

問1

正しいものはどれか?という問題。

1問目は労働契約法から。

一般常識は、法令問題は確実に捕れ!

が鉄則なのですが、1問目の労働契約法・・これいきなり難しいですね。

正解はD。

問2

正しいものの組み合わせはどれか?という問題。

まず正しいものを探していきましょう。

まずアの最低賃金は時間なので誤り。

イは正しいですね。

とゆーことで組み合わせを見ていくと、イが選択肢に含まれるのはA又はB。

アが誤りなので必然的に正解はB。

ちなみにウは労働組合法からの出題なんですが、明確に正解だ!と言える選択肢ではない感じがします。

ですのでこの問題は、イが正しい!アは誤り!という形で正解にたどり着ければいいのではないかと。

問3

誤っているものはどれか?という問題。

社会保険労務士法からの問題です。

ここは覚えていれば難しくない問題だったんじゃないでしょうか?

社労士法33条のの罰金を受けるのは、帳簿の備え付けや、正当な理由が無い場合の依頼拒否。

信用を失墜したことによる罰金というのはありません。

まぁ冷静に考えれば、信用を失墜するというあいまいな行為で罰金というのはあまり考えずらいですからね。

問4

誤っているものはどれか?という問題。

平成28年版男女共同参画白書(内閣府)からの出題です。

まずこの白書を隅から隅まで読んでる人はいないでしょう。

ですので各選択肢に対して推論を立てながら見ていかなければ解けない問題なんですが、これはかなり厳しかったんじゃないでしょうか?

Aは、男女の所定内給与額の格差が平成27年に80を超えるようになってきたと言ってますが、実際には74くらいなんだそうです。

それで誤りなんですが、これ解答しろというのは・・・

他の選択肢が間違いなく正しいのか?と見ていくと・・・

Bは、起業家に占める女性の割合が平成24年時点で約3割、まぁこれ正しいみたいですが、昭和の頃に比べて徐々に減っている。

大体3割くらいなのかな?と思えたとしたらいいのですが。

Cは、求職していない理由は「出産・育児のため」が最も多いというのは納得できるでしょう。

Dは、共働きが増え続けいている、これも当たり前の話なので大丈夫でしょう。

Eは、日本のジェンダーギャップ指数は世界で100位以下だよという話。

男女雇用機会均等法が施行されてからかなりの年数が経っていますが、まだまだ日本には古きよき昭和の考えが残っている部分がある。

なので日本は100位以下と言われれば、まぁそうなんじゃない?!となるかも。

ちなみに2016年は111位だったそうですが、2015年は101位だったらしい。

100位以下と言ってもギリギリですね。

C、D、Eは正しいような・・なのでAかB勝負に持っていければ正解に近づけたかもしれません。

問5

誤っているものはどれか?という問題。

高年齢被保険者の問題。

この問題は、平成28年版厚生労働白書からの高齢者に関する問題。

厚生労働白書はメジャーな白書なので、白書対策をしていた人は、ザックリと大きな数字は捉えていたのではないでしょうか?

この手の問題を解く時は、まず数字を問われている選択し以外の選択肢の正誤を見ていく。

そこから数字の選択肢を潰していくという流れがいいでしょう。

AからEを見ていくと、BとCは数字を問われていない選択し。

Bは、高齢者の自主的社会活動の参加者は年々増えている。まぁ高齢者が増え、やることもないだろうから社会活動への参加は増えるよなぁと考えればこれは消し。

Cは、普通に考えればいいのでは?

老後は現役時代のように時間に縛られたくないだろうし、でも家計の補助はしたい、あとは技術を活かしたい。

優先順位はこうなるだろうからおそらく正解でCも消し。

となると勝負はA、D、E。

Aは、う~~~んちょっと微妙なので保留。

Dは、核家族化のお話ですよね。30年前と比べてどんどん増えてるのは間違い無さそうだし、4分の1と言われてもあまり違和感は無い。

Eは、65歳以上の4分の3は非正規雇用。まぁこれも65歳以上で正規雇用の人のが珍しい。

多くの方はシルバー人材センターなどから仕事を貰っている。4分の3と言われてもこれも違和感ありません。

となれば正解はAなんじゃないか?!

おそらく多くの受験生は、こんなたどり着き方なのでは?!

問6

正しいものはどれか?という問題。

ここから社会保険の一般常識

この問題は社会保険審査官、社会保険審査会に関する問題ですが、社会保険関連の法律を全て覚えておくのはちょっと難しい。

ですが、Bの問題が保険料の処分取り消しの訴えは、審査請求の裁決を経た後出なければ提起することが出来ないとなっています。

これは通常の流れで正しい選択肢なのでわかりやすかったかも。

問7

誤っているものはどれか?という問題。

介護保険法からの出題。

選択肢をAから順に見ていくと、どの選択肢もコレといった自信は持てない。

ただ唯一Eだけが明らかに誤りっぽい。

介護保険の第2号被保険者は、40歳以上65歳未満の医療保険加入者ですが、加入者でなくなった日、つまりは生活保護を受給するようになった日と考えるのが妥当。

となれば、そもそも医療保険未加入ですので医療保険者に申し出て第2号の資格を継続することは出来ない。

なので正解はE。

問8

誤っているものはどれか?という問題。

高齢者医療確保法からの出題。

この問題はいきなりのAで抜けられるかどうか?

高齢者の疾病、負傷又は死亡に関して必要な給付なのでAが誤り。

BからDが微妙な選択肢なので、Aだけみてサラリと解答できれば楽だったかもしれません。

問9

誤っているものはどれか?という問題。

この問題は暗記力が試される問題ですね。

誤っているのはD。

確定拠出年金の個人型年金で脱退一時金を請求できるのは、3年以下で25万円以下ですね。

4年というちょっと見慣れない数字なのでここは引っ掛からなかったんじゃないでしょうか?

問10

正しいものはどれか?という問題。

社会保障協定からの出題です。

昨今ちょっと問題になっている日本と海外の社会保障の二重負担を改善しましょうというお話。

これはCを知ってればそれほど迷わず解けた問題ですが、あくまでも知ってたら。

海外派遣が5年を超えない見込みの場合は、相手国の適用は免除になるので正しいです。

今後は、一般常識はこの辺りも試験範囲になってくるのですね。。

以上、一般常識でした。


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