年々難易度を増している社労士試験、近年の合格者は5パーセントを割るほどの難易度になっている。
そんな難関試験といわれる社労士試験の合格者は、果たして合格まで何時間くらいべんきょうしたのか?
実際に4人の合格者(筆者含む)に聞いてみたのでその結果を紹介してみます。
社労士合格に必要な勉強時間
一発合格のAさん
Aさんは社労士試験一発合格。筆者と同期の平成22年合格組み。
Aさんは、社会保険労務士だけでなく中小企業診断士の資格を持つダブルライセンス保持者。
中小企業診断士は、社労士合格前に取得していただんたとか。
そんなAさんの勉強時間は約800時間程度だったとのことです。
試験勉強を開始したのは、年明け2月頃。
1日平均の勉強時間は4月くらいはまで1時間程度。
5月から一気に加速し、本当の本気を出したのは8月頃だそうです。
勉強方法は通学。中小企業診断士を受験した時と同じ学校に通ったようです。
中小企業診断士を合格したことで、難関資格攻略に自身が出来たのが一番大きかったと言ってました。
中小企業診断士の知識も役に立つかと思って受験したそうですが、残念ながら中小企業診断士の知識は社労士試験にはほとんど役に立たなかったと嘆いていたのが印象的です。
社労士試験は覚えることが多く、特に年金に関しては最後まで理解することが出来なかったため、もはや感覚だけで乗り切ったそうです。
ダメもとで行ってしまえ!ぶっつけで受けてみたら合格できたんだとか。スゲー人だw
ちなみにこの年は選択式の救済が多かった年なんですが、フルフル救済にかかったらしく、まさにギリギリ引っかかったんだそうです。
2回目で合格のBさん
Bさんは20代の女性。こちらは平成23年の合格組み。
Bさんは合格した年は会社を辞め実家で過ごしていたそうです。
いわゆるニート状態だったみたいなんですが、責任感の強い彼女は親に迷惑かけたくないと必死で国家資格を受けまくっていたんだとか。
社労士試験はその中の一つで、勉強時間はトータル1200時間程度といっていました。
Bさんも勉強法方は通学講座。Bさんは通学じゃないとモチベーションが保てないんだとか。
Bさんは、本試験が終わった後、選択式で取りこぼしが判明したため、合格予想などは一切見ず完全に諦めていたそうです。
そんな中ふいに届いた合格証書は今でも宝物になっているようです。
Bさんは、どうやら精神的な理由で会社を辞めたらしく、今後は極力人の下で働かなくて済むように独立を目指したいと語っていました。
2.6パーセントを突破したCさん
社労士の登録の際にお会いしたCさんは、平成27年の合格率脅威の2.6パーセントを突破した勇者の方ですw
あの合格率を突破したんだから物凄い勉強したんでしょ?とまわりのみんなも興味津々。
ところが蓋を開けてみるとなんとビックリ1,000時間程度だったそうです。
普通の勉強時間ですねw
ちょっとしかお話できなかったので勉強法法やその後の活動などはあまり聞けていませんが、特に人より多く勉強したとか、特殊な勉強はしなかったと仰られていました。
マイペースが一番ということなのでしょう。
勉強し過ぎた男
最後に私なんですが、実際に計算したところ約1600時間程度勉強してましたw
やり過ぎでしたかねw
私の場合、かなりの心配症で、やり過ぎくらいやっとかないと安心できない体質なもんで。。
ゴルフなんかでも全然練習してないよ~と、全く練習もしてこないでいきなりコースに出ちゃう天才肌の人がいますが、努力家の私には絶対無理w
最低でも1度や2度は練習場に行ってからじゃないとコースでプレイする気にはなれない。まぁ小心者なんでしょうね。
勉強は年末の12月頃から本格的に初め、5月くらいまでは朝4時起き。6月からは3時起きで勉強をし、8月は毎日7時間くらいは勉強してたかも。
勉強方法はDVD講座。好きな時間を選んで学習できるDVDが当時の私にはあっていたみたい。
平均勉強時間は?
4人の平均は1150時間。1600時間勉強しているオッサンが一人で平均を上げているw
社労士の合格には一般的に800~1000時間程度必要と言われているが、あくまでも目安の時間。
勉強する人は1000時間以上、1800とか2000時間勉強したという話も聞くが、逆に600時間とか700時間くらいで合格できたという話はあまり耳にしない。
なので最低でも800時間は必要と考えた方がいいでしょう。
ただ一番大事なのはいつも言っているがトータルの勉強時間よりも、効率的な勉強を心がけること。
2000時間勉強した・・・でもダメだったなんて、残念ながら何の自慢にもなりませんので。
コメントを残す