大企業の社員ほどうつ病を発症し最悪の事態にまで至るケースもある。
なぜ誰もが羨むような大企業に所属しているのに、ボロボロになるまで働いてしまうのか?
そこには意外な心理が見え隠れしている。
大企業の社員
大企業の働き方
大きな企業の社員になるほど、責任は重くなっていく。
孫請けよりも下請け、下請けよりも元請けと大きな仕事を請け負う訳だから当然の流れ。
もちろん中小企業の場合、一人でなんでもやらなきゃいけず、大企業では決してないような決裁権を持つこともある。
とはいえ、大企業のそれと案件の規模が違い過ぎる
やはり大企業の社員の方がプレッシャーにさらされる機会は多い。
隠れ残業
隠れ残業いわゆるサービス残業だが、大企業の社員は会社に報告せずこっそりと仕事をしている人は、筆者の感覚では非常に多いと感じている。
特にシステム系の企業では、現在テレワーク、シンクライアント化が進みどこでも仕事が出来る。
どこでも仕事が出来るのは、体に負担をかけないためなのだが、それが仇となり組織に報告しない残業は溢れ返っている。
さすがに家の中や、出先の行動までは把握しきれず、労務管理は形だけになってしまう。
そして隠れ残業が嵩みストレスも積み重なっていく。
なぜ大企業の社員はそこまでして働くのだろうか?
もったいない症候群
大企業に入社した人たちは、多かれ少なかれ受験戦争を勝ち抜き、就職活動を勝ち抜いたいわゆる勝ち組と呼ばれる人達だ。
名の知れた企業に入れば、両親も鼻が高く親戚や知人の間でも注目の的だろう。
年収も中小企業に入社した同期とは1年目から100万単位で差が付き、生涯年収ともなれば億以上の差が付くこともある。
なのでせっかくそんな大企業に入ったんだから、もったいなくて辞められないのだ。
大企業に入ったから将来も安定している、福利厚生も充実していて、年収も高い。
回りの中小企業の社員を顎で使える爽快感。たまらない気持ちになれるのだろう。
しかし、現実は重圧が厳しくのしかかり、残業残業の日々。
責任感も重く、眠れない、そして胃痛が続くような毎日が続くこともある。それが大企業の宿命。
中小企業の社員は、少ない年収の分、日々お気楽に生活している。プレッシャーなんて皆無だ。
そんな人達を見ると羨ましいと感じることもある。でもせっかく入った大企業・・もったいないから辞められない。
そして気が付いた時にはもうすでに手遅れ。
身も心もボロボロになりうつ病へと歩みを進めてしまうのだ。
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