20代の独身の生命保険料の話をしたが、それじゃ家族持ちの場合は生命保険って必要なのか?
誰もが入っているから?万が一の事があった時家族が路頭に迷うと困るから?という理由でみんな保険に入っているようだが、本当にそれ必須?
40歳で子供ができて、20歳になるまで保険に入るケースを想定して話を進めよう。
生命保険
40歳で奥様と子供一人
40歳で奥様と子供が一人。子供が成人するまで何かあると不安だからという理由で生命保険に加入するとする。
奥様は旦那様と同い年、生命保険金額は約2000万円と設定した場合、通常の生命保険の見積もりは特約無しで約月々1万円程度。
月々1万円を20年払い続ければ240万円になる。
旦那が死亡する確率
日本人の平均寿命は男性で80歳にまで引きあがっている。
40代の男性の死亡率は約0.2%とのこと。約600人に一人が死亡する計算。
50代の場合ちょっと上がって0.4%やく240人に一人の割合。
つまり99%の男性は40代から50代では死亡しない計算になる。
まさしく万が一の確率と言えるだろう。
社会保障
一般のサラリーマンであれば、厚生年金に加入している。
上記のケースであれば、40代~50代で旦那様が死亡したとしても遺族厚生年金も子供が18歳の3月に達していなければ遺族基礎年金も通常なら受給できる。
仮に労務上の理由して死亡した場合は、労災から年金が降りるが労災の手厚さは天下一品だ。
つまり無理して一般の保険に加入しなくても社会保険で十分賄えるものなのだ。
保険はギャンブル
生命保険は月々1万円と分割で支払うため少額に思えるかもしれないが、前述したとおり20年間払い続ければ240万円。
もちろん掛け捨てだ。
さぁ準備は整いましたか?
今から皆様旦那様の死亡を予想する生命保険レースが始まります。
銀行を走り回って現金240万円を手元に用意してくれ。
240万円をベットして、旦那様が20年間の間に死亡したら見事2000万円がゲットできる。
ちなみに旦那様が20年間で死亡する確率は0.2~0.4%。
さぁどうだ貼った貼った!
となった時、あなたなら目の前の240万円を旦那様が死亡するに賭けて勝負するでしょうか?
保険とは損得ではない。
相互扶助で成り立つものなので、誰かが得をする、誰かが損をするというモノではないが、高額な生命保険ほど受け取る確率は低いのに、掛け金だけが異様に高いのは誰しもわかるだろう。
しかも生命保険に加入する時、保険会社は何も見てますか?
旦那様の健康診断の結果を見て、すぐには死ななそうな人だけ保険に加入させるのだ。
こんな割の合わない勝負が、保険に入るのが当たり前なんて理由で出来るのだろうか?筆者にはとても出来ない。
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