仕事に対して責任感がある事は大いに結構であり、プロとして働いている以上そうでなければならない。
しかし、所詮は仕事を与えられているサラリーマン。会社というパーツの1つでしかない。
その仕事は本当にあなたじゃないと出来ない仕事なのか?もう一度考えてみよう。
仕事を抱え込んでしまう人
仕事が終わらない
仕事が終わらないでいつまでも帰れない人の大きな特徴は、自分だけで仕事を抱えて混んでしまう事。
もちろんそんな人は仕事が出来るし、知識もあり、技術力もあるのかもしれない。
もしかしたら従業員が2名か3名しかいない会社で代わりが一人もいないのかもしれない。それならば仕方が無い。
しかしそんなケースはほとんどない。
いくら人がいないと言っている会社でも、必ず他にメンバーはいるはずなのだ。
でもその人は代わりのメンバーに仕事を依頼したり、仕事を振ったりすることは無い。
なぜなのだろうか?
自分にしか出来ない
この仕事は自分にしかできないと思ってはいないだろうか?
特殊な業務であれば確かにその人でなければ出来ない。医師とか会計監査とか特殊な技能や資格が無いと出来ない仕事の場合やむを得ない。
そうでない場合、自分にしか出来ない仕事ってそう多くはないはずだ。
ではなぜ自分にしか出来ない仕事になってしまっているのか?
理由はいくつかあるが一つは情報共有しない事。
あの資料がどこにある。この内容は誰に聞けば分かる。今どのくらいのステータスであとどうすればいい。
この手の情報は面倒でも身近なメンバーに共有しておくべき。
最低限の手回しをしておけば、最悪自分がいなくても当座は凌げるはずだ。
仕事を奪われてしまう
もしかしたら他人に仕事を触れない人は、仕事を任せてしまったら自分の仕事が無くなってしまうと思っているんじゃないだろうか?
そんなタイプの人も自分で抱え込んでしまい、回らなくなる傾向にある。
そもそも自分一人で回りきらないようなタスクがある会社の仕事が、1つや2つ他人に任せたところで無くなる事は考えにくい。
自分が引き受けられる範囲のタスクを抱えたら、それ以外のタスクは堂々と人に投げつけるべきだろう。
仕事を断れない
良く見かけるケースだが、1つの仕事を頼んでいたはずなのに、ちょっと外出して戻ってくると自分が与えた仕事ではない他の仕事をやっていたりする。
あれ?自分が頼んだ仕事はどうなった?
と尋ねると、緊急で他の仕事を任されたから断れなかった。なので後回しにしているという回答が来る。
これをやり続けているとどんどん仕事が積み重なってしまう。
最初に任された仕事が最優先。よほどの緊急事態でもない限り、自分がこなしている仕事以外の頼み事は断固断るべきだろう。
あなたが抜けると回らなくなる。それほど会社は弱くない。
自分なんかいつ抜けたって大丈夫。くらいの気持ちで取り組まないとどこかで抱え込み過ぎて壊れてしまう。
所詮自分はサラリーマン。与えられた仕事を淡々とこなせばいい。
いつも仕事を抱え込んで家に帰れないという人は、一度仕事というものをもっと気楽な目線で眺めてみるといいかもしれない。
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