将棋のプロ棋士三浦九段が、スマホによる不正疑惑で七大タイトルの竜王戦に出場停止となったことが話題になっている。
そもそも将棋の対戦がスマホのカンニングでなんとかなってしまう辺り、時代は変わったなぁという感じがするが、将棋界にとっては大きなスキャンダルなんだろう。
今回のスマホカンニングにより、今後の将棋界はどうなっていくのか?考えてみた。
将棋界
ライブ中継が無くなる
将棋の放送ってよく知らないが、名人戦とか王位戦とかのビッグタイトルは、おそらくライブ中継されているのだろう。
しかし、今後カンニングが蔓延したらライブ中継は無くなるかもしれない。
スマホじゃなくても情報を伝達する手段はいくらでもある。
将棋の場合、盤面が区切られているためデジタル化しやすいため、小さな受信機をつけて体に振動させて伝えるなりすれば、次に打つ手を指示くらい出来るだろう。
後は仲間がテレビで見ながら将棋ソフトに入力して、作戦を教えてあげればいい。
となれば将棋のライブ中継は危険すぎてダメだね。
七冠より偉大なタイトル
現在既に電王戦というプロの棋士とコンピュータソフトが対戦するタイトルがあるが、このタイトルが七冠より偉大になる日が来るかもしれない。
人間すべてを倒した後に必ずコンピュータに挑戦する。
もし勝った時真の王者として君臨する事が出来る。
野球の日本シリーズ的な存在が電王戦になるかもしれない。
ソフト同士の対戦
将棋ソフトが年々強さを増すと、人間の勝率はどんどん下がり、あと数年もすれば人間が勝つことが奇跡と呼ばれる時代になるかもしれない。
そうなると人間同士の対戦よりもソフト同士の対戦の方がよっぽど面白くなる。
各社社運を賭けた将棋ソフト開発争いが進み、ますますAI技術が進歩する。
将棋タイトルの価値の低下
現在将棋の七冠を獲得するとかなりの高額の賞金が受け取れる。
最高が竜王戦で4千万円を超えているそうだが、ソフト将棋が強くなっていくと人間同士の対戦はどんどん価値が下がるかもしれない。
そうなればタイトル戦も注目が下がり、賞金額も下がる。負のスパイラルだ。
まとめというか
将棋はそもそも人間同士の知恵比べ。
そこにコンピュータソフトが出て来て人間とどっちが強いか?なんて対戦が一般的になっているが、今のAIの進化からすればその内人間が勝てなくなるのは当たり前の話。
仮にもしF1レースで、自動運転の車が走ったら、おそらくルイス・ハミルトンなんかぶっち切られるのだろう。
だっていくらスピード出して事故っても死なないし。
なので人間同士の対戦にスマホで勝ってやろう!なんて考えている奴はそもそも将棋なんか止めた方がイイよ。
そりゃ賞金が欲しいのはわかるけどさ。ソフトさえあれば!って頭に浮かんだ時点で向いてないって。
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