過度な節約は全く意味がありませんが、お金を持っている人ほど無駄なお金は一切使わない傾向にあります。
特に経営者の場合、金銭感覚はかなり優れています。
常に会社の経費削減を考えながら生きていますので、余分なお金は一切使いません。
そんなムダ金を使わないために、企業側が繰り出してくる数字のマジックに眩惑されてはいけません。
数字のマジック
バーゲンセール
これから年末年始の時期になると一見お得なバーゲンセールが始まります。
50%オフとか70%オフという魅力的な金額が目につきますが、それって本当にお得なのでしょうか?
まずお店がバーゲンセールをやる理由から考えてみましょう。
年末年始とか季節の境目とか頻繁にお店がバーゲンをやる理由は、決して消費者に得をさせるためではありません。
バーゲンセールをするとお店が得をするから実施するのです。
でもバーゲンなら定価より安く買えるからお得じゃない?と思うかもしれないが、本当に定価の50%オフなのか実際売られている現場を見たことありますか?
5万円のコートが50%オフで2万5千円なら安く感じるかもしれませんが、お店側は5万円では売れない事を知っていてその金額をつけていることもあります。
つまり定価というのは、後程バーゲンで売ることを見越して設定されていたりするのです。
さらにバーゲンの場合、数字のお得感に釣られて、必要ないのに何枚も服を購入してしまったりします。
バーゲンは行けば行くほどお店だけが得するシステムなのです。
ただ毎日バーゲンをやっていると有難みが薄れるため、店舗側は財布の紐が緩むタイミングを見払って、定期的にバーゲンという罠を仕掛け、一斉にカモを確保するのです。
2着目以降半額
スーツや靴などで2着目半額とか2足目半額といったセールをよく見かけます。
例えば靴の場合、2足目半額なら1万6千円の靴が8千円で購入できるから一見お得に感じます。
ですが、これも数字のマジックです。
お店側が本当に売りたい靴は2足目の靴ではなく1足目の靴です。
1足目の靴は半額になりませんので、ある程度値の張った靴を買うしかありません。
その靴は大抵1万5千円以上する商品です。
一般のサラリーマンなら1足1万円もする靴はなかなか買う気になりません。
ですが、2足目半額セールにすれば、否応なしに1万5千円以上する靴を買わなきゃいけなくなってしまうのです。
1万6千円の靴を半額セールにすれば8千円の靴が2足売れて1万6千円になるところが、2足目半額にすれば2足で2万4千円の売り上げになるのです。
限定販売
期間限定発売とか個数限定発売とかすごく有難みを感じる商品に思えますが、これもお得感を感じさせるマジックです。
売れなくなった商品をどうにか売り捌く為に、期間限定のセール品にしたてたり、個数限定といった飾り文句をつけていかにも貴重な商品だと思わせて売り込もうとしてきます。
例えば在庫が100個あるような商品を売りたいとします。
個数限定今だけ破格値!先着25名様限り!と書けば貴重な商品と感じてしまいます。
そして好評に付き再入荷!としてあと3回繰り返せばまんまと在庫を処分できるのです。
このような数字のマジックに眩惑され、無駄な商品を買い続けていると、いつまで経ってもお金に縛られる生活が続いてしまうでしょう。
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