2016年社労士試験が終わり、既に資格の学校は2017年社労士試験に向けて動き出しています。
2017年合格目標コースも早いところでは開始されていますし、今年既に合格をあきらめた方も来期に向けて動いているでしょう。
そんな2017年の社労士試験に、初めて挑戦する人達で全くの独学ではなく、何かしらの媒体を利用する方々へのアドバイスを伝えておきます。
目次
初学者へのアドバイス
何年で受かるかを決める
社労士試験は、しっかりと学習すれば1年でも合格する事は可能ですし、現に毎年一発合格者は数多く出ています。
ただ絶対に1年で受かると決めつけてしまうとプレッシャーがかかり過ぎて、途中で挫折してしまう事にもなりかねません。
ですので、出来ればもう少しバッファを設けて取り組むことをお勧めします。
ただ、ゴールを決めずに受験してしまうとダラダラしてしまいますので、3年なら3年と期限は決めておきましょう。
初学者コースの心得
資格学校の初学者コースを受講されている方は、絶対に周りの受講者に流されないようにしましょう。
初学者コースと言っても、受験経験のある人や実務経験者が多く紛れています。
そんな人達は基礎知識がありますので、自分よりも理解度が数段早く感じます。
となると自分は落ちこぼれてるのでは?と焦りが生じてしまいます。
絶対に周りと比較せず、マイペースを貫きましょう。
予習よりも復習
特に働きながら勉強している人へのアドバイスになりますが、学習は予習よりも復習を重視すべきです。
むしろ予習はいらねんじゃね?と思うほど復習だけするようにすべきでしょう。
復習の有効性はこちらで解説しています。
働きながら学習する場合、予習も復習もと欲張っていると絶対に時間が足りません。
どちらかに絞るのであれば、絶対に復習を重視すべきです。
いきなり問題を解かない
学習が進んでいない段階で問題演習をやってしまうと、自分の足りなさばかりが目につきます。
あれも覚えなきゃ、これも覚えなきゃ・・・ってか資格学校のペースじゃ間に合わないんじゃね?
と疑心暗鬼にすらなってしまいます。
資格学校に通う、通信講座を受講すると決めたのなら、スケジュールやカリキュラムはそちらに委ね、今やるべきことを黙々とこなしていきましょう。
まだまだ問題演習に集中する時期ではありません。
科目数が多すぎて忘れてしまう
社労士試験は科目数が多く、それらを全て1年でクリアしなければなりませんので膨大な量となります。
当然最初に学習していた労働基準法の知識は、健康保険や厚生年金等の社会保険に取り掛かった頃には忘却の彼方へ消えてしまっています。
でもそれで全く問題ありませんし、それが普通です。
忘れていった知識を何度も再構築し直して、最後の最後帳尻を合わせるのが社労士試験の特徴です。
今の時期はコツコツ1つずつ細かい項目からしっかりと理解していきましょう。
授業は極力サボらない
週に2回とか3回のコースを受講していると通うだけで大変です。
最近の大手の資格学校の講義は、授業に出れなくても録画したDVD等で振替受講できるシステムがあるので、安心なんですが、この振替制度が結構曲者です。
例えば火・金という平日2回のコースを受講していて、火曜日の授業に出席できなかったとします。
その火曜日の振替受講がスケジュール的に土曜にしか受けられないとなると、金曜日の授業と順番が逆転してしまいます。
授業の順番が入れ替わると理解するのに苦労しますので、やむを得ず欠席した場合は、順番を考慮して振替受講するといいでしょう。まぁ順番より何よりも2回以上続けてサボると段々と行く気が無くなり、学校への足が遠のきます。
せっかく高いお金を払うのなら、資格試験に受かるまでは、なんとかサボらず出席しましょう。
無駄なオプション講座を受講しない
資格の学校にもよりますが、直前期になるとこれでもかとオプション講座を薦めてきます。
オプション講座の中でも「白書対策」と「法改正対策」は絶対に必須の講座ですが、それ以外のオプション講座はそれほど重要性を感じません。
元々のコースでも十分合格できる要素は詰め込まれているはずですので、不安に駆られて無駄なオプション講座に手を出さないよう注意しましょう。
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