2016年社労士試験の択一式試験は、正解や誤りの組を探す組み合わせ問題と、正解や誤りの数を探す個数問題の出題数が多くなっていました。
前者の組み合わせ問題は、計11問、後者の個数問題は計7問出題されています。
今後もこの手の問題は定番として出題されていく、もしくは増えていくことが予測できますので、組み合わせ問題と個数問題の攻略法を考えていく必要があります。
今後の択一式試験
組み合わせ問題
2016年社労士試験では、組み合わせ問題は下記の問題で出題されました。
労基1問目、労災6問目、労災(徴収)10問目、雇用2問目、雇用7問目、常識6問目、健保1問目、健保9問目、厚年1問目、厚年7問目、国年1問目。
組み合わせ問題は、ア~オ選択肢の中から正しい組み合わせを選ぶ問題ですが、ア~オ全て均等に選択肢に入っている訳ではなく、多少偏って出されます。
何のことかというとアが2回、イが2回と全て2回ずつではなく、アが3回でエは1回しか選択肢に入っていないという感じで出されるということ。
例えば雇用保険の2問目は、下記のようにオが3回でウは1回しか出てきません。
A(アとイ)、B(アとオ)、C(イとオ)、D(ウとエ)、E(エとオ)
ですので、この問題の場合、まずは選択肢を見てオから攻めるという攻略法が考えれます。
オが正しいのであれば、B、C、Eの勝負になりますし、オが誤りであれば一気に3つ消えAとDの勝負になる。
このような攻め方もありますし、自信のある選択肢を先に探す方法もあるでしょう。
雇用保険の2問目の場合、アは疑いなく正しい。
となれば残りはイとオしかない!という攻め方もできます。
組み合わせ問題は、まず多く出ている選択肢から攻めていき、その選択肢に自身が無い場合、自信を持てる選択肢から攻めていけば、攻略しやすいでしょう。
個数問題
2016年社労士試験では、個数問題は下記の問題で出題されました。
労災5問目、労災(徴収)9問目、雇用3問目、雇用(徴収)10問目、常識1問目、厚年3問目、国年4問目
個数問題は、組み合わせ問題と違い、攻略は非常に難しいでしょう。
これまでは誤っているものはどれか?という問題の場合、A~Dに自信が持てなくても、Eだけは絶対に誤りだ!と分かれば正解出来ましたが、個数問題の場合そうはいきません。
かろうじて攻略の糸口があるとすれば、自身の無い選択肢は数えない。という事かもしれません。
例えばこちらも雇用保険の3問目なんですが、この問題は誤りの個数を探す問題です。
確実に誤りなのはエなので、まずは1つ誤りを見つけましたが、あと何個誤りがあるかを探さなければいけない。
その中でもウの選択肢は「中学生以下の子弟の入学式又は卒業式へ出席するため」という特殊な条件が入っているので、どっちだっけ?と悩まされる選択肢です。
この手の誘導系の選択肢で、あまり聞いたことないなぁと悩むのであれば、バッサリと切った方が正解に近付くでしょう。
個数問題の攻略はなかなか難しいと思いますが、選択肢の枝まで全て解答していく直前期の勉強法を続けるとこの手の問題にも強くなるでしょう。
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