社労士試験は苦手を作っちゃいけない試験でも得意科目も必要

2016年社会保険労務士試験を全問解いてみたんですが、複数選択の問題や個数問題が増えているため、以前よりも難易度が上がっているなと感じました。

ここにさらに憲法や民法が増えるという噂がありますが、さらに増えるとなるとかなり厄介な資格試験になってきます。

そんな社労士試験に合格するためには、得意科目を作ることがとても大事です。

えっ?でも苦手科目を作っちゃダメって言ってたはずだけど、得意科目も作れって矛盾してない?

苦手科目と得意科目

特徴を理解する

社労士試験の特徴はこちらに記載しましたが、社労士は1年で全科目に合格しなければいけない試験です。

しかも原則としては、選択式の場合全科目3点以上、択一式の場合全科目4点以上取らなければいけません。

ある科目で1点しか取れなかったから、他の科目でカバーするということが認められない試験方式です。

そのため、得意科目を作るよりもいかに苦手科目を作らないようにするか?これが社労士試験を攻略するために最も重要な事となります。

ですが、苦手科目を作らないだけで果たして攻略できるのでしょうか?

得意科目は?

択一式試験の場合、一科目の合格基準点は4点なんですが、計7科目全て4点だと28点にしかなりません。

昨年の択一式試験の合格点は45点ですので、単純計算一科目6点では42点にしかならないため合格できないということになります。

つまり最低でも一科目7点平均で取っていかなければなりません。

今年は択一式では、国民年金と一般常識が難問でした。その中でも国民年金は合格基準点3点への救済があるかもしれません。

そのため国民年金が3点しか取れていない方は、合格基準点が44点程度だった場合、他の科目全て7点以上が必要ということになります。

とはいえ、一般常識はなかなか7点取れる問題ではありません。いいとこ5点から6点。

安全衛生法も難しかったため、労基安衛もいいとこ7点、悪いと6点。

国年3点、常識5点、基安6だった場合、あと4科目で30点取らなければいけません。

そんな時、問題の内容次第では10点、9点取れるという得意科目を持ていることがとても重要になってきます。

頼りになる科目

やっぱりこんな時頼りになるのは徴収法です。

労災と雇用で計6問出題されますが、ここで5点以上取っておくと非常に楽になります。

それ以外に得意にしておいて欲しいのは、労災と雇用。

今年も労災も雇用も比較的点数が高かったようですが、この2つが得意だとかなり展開は楽になります。

もちろん年金が得意!健保が得意!というのはとても良い事なんですが、社会保険科目は今年の国民年金のようにいきなり難化することがありますし、法改正も頻繁に行われる為、安定して高得点を取れるか?

となるとそれほど簡単ではありません。

ここ数年の傾向を見ても、労災、雇用、徴収辺りはそれほど難易度がブレることは無さそうですので、出来ればこれらの科目は得意科目にしておきましょう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です