東洋経済オンラインにこんな記事が掲載されていました。
この手の貧困系記事は、しっかりとした取材に基づくものなんだろうが、煽り系のネタであることは間違いない。
貧困になってしまう原因は?
本当に貧困層?
記事の中の男性は現在25歳のカツユキさんという設定のようだが、確かにギャンブルばかりで働かない父親を持った幼少期の境遇には同情する。
ただ、その後は大学に通うことができ、一流企業ではないがしっかりと就職している。
世の中大学も行けずに高卒でも中卒でも成功している人はイッパイいるんだから、大学でまっとうに就職したのに貧困連鎖と言われても理解が追い付かない。
職場のいじめや悪質な労働環境という劣悪な環境があったいせよ、本当に嫌ならさっさと会社を辞めればいいだけだし、今のご時世いくらでも次の仕事は見つかる。
そもそも社労士という仕事をしていると、いろんな会社の姿を見るのだが、確かに経営者の理解が足りず、労働基準法すら守れないブラックギリギリの会社はいくらでもある。
しかし、大卒の社員を雇用するような会社で、劣悪な環境を放置しているような会社はあまり見かけない。
どうしても職場でのイジメや嫌がらせに合い会社に馴染めないという人は、出来るだけ早く他の会社を探すべき。
学校のイジメも同様だが、無理して自分に合わない変な奴らのいる場所に長く居座る必要はない。
自分が合う環境が探せばあるはずだから、自分を追いつめてはいけない。
なぜ貧困から抜け出せない?
この記事の中のカツユキさんは、社労士事務所に勤めるが上司とそりがあわず、事務所を辞め、貯金を切り崩しながら社労士の資格取得のため勉強しているらしい。
それがダメなんだよ。
特に難関とはいえ、司法書士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、行政書士あたりの資格は、仕事しながらでも十分取れるしかくですし、ほとんどの人が働きながら資格を取っています。
そもそも会社を辞めて資格の勉強をしたからといって、勉強時間は増えるだろうが確実に資格を取れるわけではない。
今年落ちたら来年また受けなきゃいけない。士業は資格を取らなきゃ始まらないんだから。
となれば、落ちれば落ちるほど貧乏スパイラルにはまっていくだけ。
大体仕事辞めて時間がいっぱいないと資格には受からない!と思ってる時点でもう負け。
資格なんて大事なのは取ってから。
資格で食えるようになるまでは、合格してからまたさらに時間が必要になってくる。
なのに資格をゴールにしてしまったら、さらに貧困が深まるだけ。
貧困連鎖から本当に抜け出したいのなら、収入を止めてはいけません。
何も今のご時世働くだけが稼ぐ手段じゃない。
自宅で過ごしたいのなら在宅ワークという手もある。
何でもいいから行動してお金を稼ぎ続けないと貧乏からは抜け出せない。
何もしないでオートマチックでお金が稼げるような仕組みを作りたいのなら、それ相応の努力が必要だってこと。
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