第48回の社労士試験も終わり、今年も合格点予想、救済科目予想が繰り広げられる時期になりました。
実際に救済待ちの身になっている人にとって、これから合格発表までの2ヶ月間地獄のような日々が続くかもしれませんが、そんな試験と割り切るしかありません。
最終的な合格点予想は大手のデータが揃ってからにしたいと思いますが、まずは選択式に関して。
第48回社労士試験選択式は?
社労士試験合格点
まずは近年の社労士試験の合格点と科目補正(当ブログでは救済科目と呼びます)のデータを見ていきましょう。
平成24年以前は合格率が7パーセント台から最大10パーセント台まで幅がありますが、概ね8パーセント程度で安定しています。
合格者数も3000~4000人程度となっていますので、合格者数に合わせた合格基準点にしていたことが見て取れます。
しかし平成25年からその傾向がガラリと変わってきています。
平成25年合格率5.4パーセント、平成26年合格率9.3パーセント、平成27年合格率2.6パーセント。
合格者数は約2600人、約4000人、約1000人と大きく変動するようになってきました。
この傾向から見て取れるのは、合格基準点に合わせた合格者数になっていることです。
つまりこれまでは、ある程度の合格者数を確保するために、選択式の合格基準点を操作していたようですが、平成25年以降は選択式の合格基準点をある位置に定め、その基準に達しない人はふるいにかけ、逆に達した人は合格させる。
という方式で配点している事が伺い知れます。
選択式労一は?
それでは今年の選択式の合格基準点と救済科目はどの程度なのでしょうか?
こちらが資格の大原の合格予想の得点ですが、雇用保険、労働一般常識が予想通り得点が伸びていません。
中でも労働一般常識は、2点台前半、1点台の人の割合も高かったらしく、かなりの難問だった事がわかります。
その他の科目はそれほど難易度は高くなかったようですので、合格点は23から24点くらいかもしれません。
気になる救済科目は、今のところ雇用保険が確立が高く、計算問題が出題された健康保険辺りも救済になるかもしれません。
では労働一般常識はどうなのか?
労働一般常識は、過去に何度も救済候補に上がりながら救済されなかった科目です。
平成21年は、救済確実と言われていながら救済から外れたいわくつきの科目。
昨年久しぶりに救済がありましたが、これで2回目という少なさ。
そのため今年も労働一般常識は救済は無いのでは?と思うかもしれません。
ただ前述した通り、平成25年以降は受験者数に合わせた基準にしない方向性が見えますので、その方向が続くのであれば、単純に難易度の高い科目が救済される可能性が高まると言えるでしょう。
ですので、今年の労働一般常識は現時点では救済される確率はかなり高いのかもしれません。
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