第48回社労士試験択一式厚生年金保険法を解いてみた

第48回社労士試験択一式厚生年金保険法を解いてみました。

社労士試験のラスボス厚生年金。果たして解けるかどうか?

解答速報はT社のサイトからダウンロードした情報です。

急いで解いているため一部解説に誤りはあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

第48回社労士試験択一式

厚生年金保険法

【1問目】

適用事業所に関する出題。

この問題は複数正解がある組み合わせ式の問題です。

任意適用事業所の問題なんですが、これはサービス問題ですね。

迷うことなくアとウが正解。

イは個人経営だけど強制適用事業だもんね。

【2問目】

誤っている選択肢を探す問題。

これもボーッと見てるとあれどれだ?となりそうですが、Bが変ですよね。

Bの選択肢はいわゆる退職改定の問題なんですが、これ障害厚生年金じゃなくて老齢厚生年金の話。

障害厚生年金は退職後改定は行われません。

【3問目】

遺族厚生年金からの出題。

正解はいくつあるか問題ですね。

この問題は死亡した者によって生計を維持していた一定の遺族に支給されるものはいくつか?ですので支給対象は関係なく、要件だけ見ていけばいい。

ですので、要件がしっかり頭に入っていれば解ける問題。

アは、20歳未満の被保険者となってますが年齢は関係ありませんね。

イは、保険料納付要件を満たしているが失踪してしまった人。

これもよく問われる部分なので皆さんご存知なんじゃないでしょうか?

ウは、みなし被保険者期間のお話ですが、この期間も年金額の基礎となり遺族厚生年金の対象となりますから○ですね。

エは、初診日から5年以内なのでこれも○。

オは、通常なら遺族厚生年金の要件を満たしていませんが、平成28年4月に63歳で亡くなられたので「ただし」に該当する人ですね。

ただしまでしっかりと覚えていた人は大丈夫だったでしょう。

とゆーことで全部○なので正解はE。

【4問目】

誤りを探す問題。

CとかEは問題文が長く読むのも大変なんですが、Dが短文で間違いなので助かりますね。

これはなんか違和感のある文章だなと思ってたら、繰り下げは請求でなはく申し出ですよね。

しかも申し出があった日の属する月の翌月なので2重で×。

全部上から読むのではなく、短い文の選択肢から攻めるのも有効化もしれません。

【5問目】

正しいものを1つ探す問題。

ここはCが法改正の大きな部分なので勉強されていた方は多かったんじゃないでしょうか?

加給年金の要件は簡単に言えば加入期間が原則20年でしたが、あくまでもそれは1つの制度。

厚生年金10年、共済年金10年ではアウトだったのだが、法改正で一元化されてOKとなった。

出題の男性はまさにその例なのでこれが正解。

【6問目】

正しいものを1つ探す問題。

ここはBが2以上の事業所で勤務するケースなんですが、この場合は2つの事業所の標準報酬月額を合算して按分。

なんか設問の言い回しが?なのでちょっとこれが正解だと自信持って言える感じではないですね。

他の選択肢も微妙なので、消去法も難しい。

Bで決め打ちできるかどうかなんですが、もう少しわかりやすい表現ならなぁという感じです。

【7問目】

この問題は複数正解がある組み合わせ式の問題です。

まずはアの選択肢ですが、中高齢寡婦加算は簡単に言えば夫に先立たれて、子供もいないから遺族基礎年金もらえないよ!という人のための加算。なので遺族基礎年金がもらえる間は支給停止で正しい。

のでイとエの勝負。

これイは再審査請求で微妙なんですが、その分エが楽ですね。

44年の特例は民間と共済ではダメなので誤り。

アが正しくてエが消せればおのずと正解はAになる。

【8問目】

正解を1つ探す問題。

この問題上から読んでいくと結構きついんですが、やっぱり法改正部分にぶつかりますね。

Dは第2号厚生年金被保険者なのでその通り。

今年の厚生年金は大きな改正がありましたが、逆にそこだけやってれば結構取れた感じがしますね。

【9問目】

誤りを探す問題。

ここはA~Cは明らかに正しいので、Eが正しいと確信が持てれば消去法でもいけますね。

ただDも障害厚生年金と障害補償給付が併給される場合は、労災が減額なので誤りなのは明確。

消去法でも一択決め打ちでもどちらでも取れる問題でしょう。

【10問目】

誤りを探す問題。

Aは、請求により職権で正しい。

Bは、平成15年3月を境にするので正しい。

Cは、いわゆるうつ病とかパニック障害とかの精神疾患は3級なので正しい。

Dは、高齢任意加入被保険者ですが遺族厚生年金の受給権者でも可能です。実際そんな人がいるのかどうかはわかりませんが。

ということで消去法でEは消せそうです。

厚生年金は平成27年10月の年金一元化により改正がメインとなりました。

もちろん過去問の切り口も多数ありましたが、法改正部分を理解してなければ厳しい問題ばかり。

逆に言えば法改正部分をしっかり理解していればそれだけで高得点取れた感じです。

目標得点は7から8くらいは狙いたい問題でした。


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