社労士試験の本試験も終了し、各資格学校では解答速報や解答分析サービスが始まりました。
試験前まではビリビリとした緊張感があったと思いますが、試験が終わると全く違う空気が流れます。
勉強する習慣がついていたため、ふと気が抜けてしまい、妙な虚脱感を感じる人も多いかもしれません。
さて試験終了直後から、すぐに勉強は開始した方がイイのでしょうか?
試験直後の勉強
試験直後の講座
試験直後の脳はまさにピーク状態にあります。
約1年間学習を続け、直前期に知識を詰め込み、もうちょっと動けば溢れるくらいパンパンです。
ですが、つめ込み学習で蓄積した知識は、あっという間にこぼれていってしまいます。
せっかくピークにまで追い込んだのに、また一から始めるのってバカバカしくありませんか?
もし不合格だった場合、来年も再挑戦するのであれば、そのピークの状態を出来るだけ維持したまま、来年の学習を始めませんか?
という感じで勧誘してくる資格学校の講座もありますが、ハッキリ言ってそんなもん受ける必要はありません。
受験終了後は、合格発表までゆっくりと身体も脳も休めましょう。
社労士試験は、直前期の記憶のつめ込み学習が勝敗を分ける試験です。
ですので、今から知識を詰め込んだままにしようという考え自体が間違っています。
長距離走
社労士試験は年に1回、試験勉強は長距離のレースみたいなものです。
社労士試験に合格するには、リオオリンピックで5000m、10,000mで金メダルを獲得したモハメド・ファラーのようなレースが理想的です。
モハメド・ファラーは、いつもスタート直後は最後尾を追走します。
えっ?その位置で大丈夫なの?追いつくのと思いますが、これが彼のスタイルです。
最初はゆっくりと最後尾を走り、徐々に中断から先頭集団を追走する。
そして最後の一周モハメド・ファラーのロケットは二段、三段で火が付き、最後の直線で全ての選手を抜き去る。
最後の最後、ちょっとだけ人より前に出る、それが社労士試験の理想的な勉強法。
1年間の長い闘いを乗り切るためには、メリハリをつけた生活スタイルが必須です。
休む時は休む、やる時はやる。
いくらモハメド・ファラーでもずっとトップスピードをキープし続ける事は出来ません。
社労士の受験生は今こそゆっくり休める時。こんな時くらい休まないとやってられません。
資格学校の甘い誘いなんか見向きもせず、今はただ吉報をゆっくりと待ちましょう。
再受験の勉強は結果を見てから動き出せばイイのです。
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