ホテルや旅行券をオンラインで扱うExpediaのサイトにこんな記事がありました。
日本人は、仕事が好きな人種で休みを取るのが苦手なんでしょうか?
日本人は仕事好き
有給休暇を取得しない
んじゃ普段有給休暇を使わない社員にはボーナスあげようかな?
有給を使うことで差別的取り扱いは出来ません。
日本人が有給を取るのが下手という情報がありましたが、ネタ元はあくまでも旅行会社のサイト。
日本人は有給取るの下手なんだから、もっと休んで海外でも行ってくださいね!という意味もあるのでしょうから、そのまま鵜呑みする訳にはいきません。
ただ上記の社長のような人は典型ですが、日本の会社は休みを取りずらい雰囲気なのは、サラリーマンなら誰も否定をしないでしょう。
有給を取ることによる差別的扱い
日本人は勤勉だ!休みなんか取らずにバリバリ働く俺らがいるから日本の経済は持っているんだ。
というのも確かに理解は出来るんですが・・・
ですが時代は変わってきています。
仕事だけでなく、プライベートもしっかりと楽しみたい!という人は自分の仕事はキッチリ終わらせ、有給休暇を取得しリフレッシュしています。
そんな有給をしっかり取得する人達を働かない社員とみなして、待遇を改善することは許されません。
また休まない社員を優遇するというのも認められません。
休まない社員を優遇するのであれば、有給休暇以外の部分で評価しなければイケません。
例えば有給が10日あれば、10日間有給を取り、それ以外の休みを取らない人を評価しないとイケないのです。
世の中の社長さんからすれば、何だそりゃ?と思うかもしれないが、残念ながら日本の労働法はそうなっています。
6年半勤めると1ヶ月休める
労働基準法では、ざっくり言うと6年半勤めれば有給休暇の数はMAXに達します。
MAXは20日間ですので、土日を除いた平日全部休めば1ヶ月丸々休めるという制度です。もちろんその間給料は貰えます。
それも毎年付与されますので、6年半以上勤めている人は、毎年1ヶ月休んでもイイのです。
中小企業の経営者にとって見れば、なかなか納得しがたい制度ですが、日本で企業活動をする以上受け入れざるを得ないのです。
有給休暇を取得したい社員は取らせなければいけないし、むしろ国は有給休暇の取得を推奨しています。
ただ今年も山の日が増設され祝日も増えていますので、企業規模によって有給休暇も柔軟に使用できるような制度への改善は今後考えなければイケないでしょう。
日本人は働き過ぎだ!もっと休め!とただ叫ぶだけでなく、人材難の企業の立場も考えた制度作りは非常に大事です。
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