社労士試験の5つの特徴でも解説しましたが、科目別合格という制度はありません。
税理士試験や中小企業診断士、高度情報処理試験のようにある科目は免除になるという制度はないんです。
だから1年で全ての科目に合格しなければイケないのですが、その分ゆるい部分もあるのもこの試験の特徴です。
器用貧乏
社労士試験のゆるい部分
択一式試験を見ると例年合格点は45点前後となっています。
択一の場合、全部で7科目ありますが、全ての科目で4点以上取らないといけません。
選択式と違い択一の場合、ほとんど科目別の救済措置は行われませんので、各科目最低4点は取る必要があります。
ですが、逆に考えれば苦手科目は4点取れればイイんです。
仮に合格点が45点の場合、苦手科目が4点ギリギリだったとすると、残りは41点。
つまり苦手科目以外は7点取れば合格圏内に入ります。
でも一科目4点取っちゃうと各科目7点って厳しくね?と思うかもしれませんが安心して下さい。
社労士試験には、徴収法というボーナスステージが用意されています。
択一式では徴収法は6問も出題されますので、このボーナスステージではしっかりと稼いでおけるようにしておきましょう。
スペシャリストか?ゼネラリストか?
人生の岐路に立った時、自分はどのタイプで進むべきなのか?悩む方は多いでしょう。
何かの技術に特化したスペシャリストになるのか?それともマネージメント能力を高め総合力で勝負するスペシャリストになるのか?
社労士にしても、労働関連のスペシャリスト、年金のスペシャリスト、保険のスペシャリストなど、狭い分野に特化した専門家になる人もいます。
逆に幅広い分野で能力を発揮し総合力で勝負するゼネラリスト的な立場で勝負している一もいます。
ですが、そんな事を考えるのは合格後にしておきましょう。
今はとにかく究極の器用貧乏を目指して下さい。
得意分野を伸ばすのではなく、苦手分野を打ち消す事が、社労士試験の合格には最も重要な要素の1つです。
いくら全科目で60点以上の得点を取っても、一科目基準点を割ってしまうと不合格になってしまうのが社労士試験。
あと約1ヶ月。キライなモノも残さず食べて、本試験までに丈夫な体を作っていきましょう。
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