科目別学習法、第9回目は労働に関する一般常識(以下 労一)です。
労一は、単一科目になっている労働関連の法律以外の労働法、と労務関連一般常識、そして白書系(厚生労働白書とか労働経済白書とか)。
この科目だけで非常に幅広い試験範囲になってます。
そんな労一ですがどうやって攻略すればイイのでしょうか?
労一の攻略法
労一で最も大事なこと
前述したとおり、労一は非常に出題範囲が幅広くなっています。
いつも言っている通り、膨大な守備範囲を全て追っかけてたらいくら時間があっても足りませんが、労一は特にその傾向が強い科目です。
そんな労一ですが、コレだけは絶対に押さえて下さい。
一般常識の基本は法律!!
なんだかんだ言っても労一で得点を稼ぐ方法は法律をしっかりやっておく事です。
年によっては、択一式の5問の中で、法律問題は1問くらいしか出題されない年もあります。
そんな過去問を見ると法律に集中する気も失せますが、法律は勉強すれば成果が目に見えて出てきます。
白書を一生懸命読み込んだところで、白書のどこから出題されるか?それどころか白書から出題されない可能性すらあります。
それよりも法律をしっかり学習しておけば選択式で出題されても対応できますので。
一般常識科目は、年によっては労一で2問、社一で2問取れればOKというほど、難易度が高い時もあります。
ですので、法律問題が出てきたら絶対に正解する!くらいの気持ちで法律はしっかり学習しておきましょう。
法律の中でも派遣法、最低賃金法、労働組合法、労働契約法あたりは重点的に押さえておいて下さい。
労務管理・白書対策はどうする?
まず労務管理ですが、ココ数年ほとんど出題されません。
特にロスリスバーガーとかマグレガーとかその辺はさらっと読み流すレベルで十分。
それよりも大まかな数字と経緯を見ておきたい。
例えば高年齢労働者の雇用状況は現在○○パーセントで、ココ数年増加傾向にある。という流れです。
その流れを覚えておけば、同じような高年齢がらみの問題が出た時に、なんとか想像で対応できます。
さて気になる白書対策ですが、例えば労働経済白書をダウンロードしてきて一通り目を通す。とかそんな事は時間の無駄です。
前述しましたが、白書は出題されるかどうかもわからないし、仮に出題されたとしてもあの膨大な量の白書のどこから出るかすらわからないのです。
そんな状況なのに、白書を読んだくらいで解答できるはずもありません。
ですので、白書対策は予備校の講座を利用することをお薦めします。
予備校では、膨大な白書の中から、出題される可能性の高い箇所に絞ってまとめる作業をしてくれます。
受験生が自分でサマリーするのは大変ですので、ここはプロに任せちゃいましょう。
そのプロがまとめた部分だけ!集中して勉強しましょう。
それ以外が出題されたら、解答できる人も少ないはずですので。
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