科目別学習法、第6回目は健康保険法(以下 健康保険)です。
さぁついに社会保険の科目に入ってきました。
社労士試験は労働法と社会保険の2段構えですが、社会保険の壁は限りなく高いです。
労働法と社会保険は全く別物と言っていいでしょう。
そんな健康保険の攻略法は?
健康保険の攻略法
健康保険の難易度
労働基準法は、難しい年と簡単な年が結構分かれますが、健康保険は安定して難しい科目です。
時には4点取るのが精一杯なんて年もありますし、選択式でも難問が出題されることもあります。
何がそんなに難しいのか?
保険科目つながりで労災のテキストと健康保険のテキストを見比べてみて下さい。
健康保険は労災と異なり、実際の給付の説明までにテキストの半分くらいまで達しないと辿り着きません。
いろいろと理由がありますが、労災は給付に辿り着くまでがアッサリしてます。
会社に入社すれば全員強制加入だし、保険料の算定は徴収法に行ってしまいます。
それが健康保険の場合は、標準報酬月額だ、被保険者の種類だ、保険料率だ、肝心の給付よりも詰め込むことが多いんです。
なので、労災感覚で勉強に入ると、健康保険ってどんな科目なのかわからなくなってきます。
健康保険を極めるには?
まず健康保険は、高得点を狙う科目ではない!と割りきって学習を進めていきましょう。
上述したように、健康保険はとても範囲が広いです。
なので、問題を難しくしようと思えばいくらでも難しく出来る科目です。
あまり苦手な部分まで掘り下げて重箱の隅をつつくような勉強はせず、思い切ってテキストの太字とか色が変わっている文字を中心に覚えていくくらいの勢いが大事です。
効果的に学習を進める方法は、前半戦よりも給付部分から先に学習する!というのもイイでしょう。
高額療養費の問題や傷病手当金の問題など、生活に密着している部分から先に学習してしまうんです。
この辺って自分自身にも興味がある部分だし、この辺りが詳しいと周りの人に重宝されます。
知人や身内が入院した時に高額療養費に詳しいといろいろアドバイスできますし、精神的な病で会社に行けなくなった時など傷病手当金の知識は大いに役立ちます。
まだ合格してないので社労士ではありませんが、そんなアドバイスをしていると学習中なのに社労士気分が味わえますし。
報酬月額の算定の辺りは、総務のお仕事をしている人じゃないとかなりとっつき難いかもしれません。
でもココを理解していないと健康保険は乗りきれません。
この辺は、自分の給与明細とニラメッコしながら勉強するといいかもしれません。
あと3万円給料上がったらどれくらいの等級になって手取りがいくらになるんだろ?と具体的にアプローチしていくと段々面白く感じてきますので。
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